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前節・清水戦と同じように、前半から積極的に仕掛け、フィニッシュまで持ち込んでシュートを撃つシーンまでは、同じように展開できた。しかも、前節・清水戦から較べると、シュートが全般的に「枠」を捉えるようになってきていた。
このリーグ終盤という、ちょっと「刻、既に遅し」の感はあるものの、少しずつだが成長はしてきているところを感じとれる内容の前半だった。
しかし、そこまで状況の改善が見られても、前半の良い流れのうちに先制点を奪えないのもまた、仙台の難点。敵地ながら、FC東京の攻撃展開を凌駕できていた前半のうちに得点を奪えなかった事で、後半8分。FC東京のMFルーカスに、ノートラップでのボレーシュートを綺麗に撃たれてしまい、これによっての先制点をFC東京に許してしまった。
後半8分。FC東京1-0仙台。
ここから仙台は、一気に劣勢へと追い込まれる。失点した直後、FC東京は石川直宏を投入し、仙台を畳み掛ける作戦に出て来た。失点すると、途端に「気落ち」してしまう仙台の悪癖を、ちゃんと分析出来ているようだった。
その悪い流れを断ち切れないまま、試合は終盤へとシフト。前半のうちに8本も撃てていたシュートは、後半にはたったの3本しか撃てない有様。本来なら、ビハインドで試合の終盤を迎えたほうが、これを取り返そうとシュート数が増える傾向にあるものだが、この日の仙台は、それすらままならなかった。
後半のアディショナルタイムに入ると、得点を許したルーカスに代わって、平山相太が後半44分に入ってくる。そして、その平山にもアッサリと得点を許してしまい、万事休す。
後半AT2分。FC東京2-0仙台。
結局、相手のリーグ最終戦と、ルーカスの引退に華を添えるような、相手の「引き立て役」のまま、この一戦は終幕してしまった。
この試合の、勝ち負けを気にするつもりはない事は、プレビューでも書かせて頂いた。だから、負けた事についてはどうとも思っていない。
だが、無失点も達成できず、得点すら奪えなかったこの状況と内容では、勝ち負け以前に、天皇杯へ向けた収穫なんか見出せない。むしろ、その天皇杯で「再戦」する、FC東京に、良い印象を与えてしまっただけだった。本来なら、その「逆」を狙っていたのに。
リーグ戦の、ラスト5試合で未勝利。しかも、直近3試合では、清水戦のPKによる1点に留まった。オープンプレーからの得点は、すっかり陰を潜めてしまった。
こんな状況と内容で、本当に、天皇杯を戦い抜けるのか?
天皇杯へ向けては、菅井や角田や石川直樹などの主力が負傷欠場から戻ってくる事も予想されるが、それで決定力が劇的に改善する訳ではないだろう。基本的には、ディフェンシブ性が若干向上するだけの事だ。もちろん、それも大事な事ではあるのだが。
どうあっても、天皇杯を勝ち上がりたい今年。だが、その前哨戦で、FC東京に勝利を譲ってしまい、相手を波に乗せてしまった感もある。
次回、「本番」は2週間後。ホームスタジアムで試合が出来る「地の利」はあるも、今の仙台の実力の程度では、冬の寒空に、ホームで赤っ恥を掻かされる可能性も充分に考えられる。
意地を見せろ、仙台。もう、後がないぞ。
今度の対戦では、内容よりも、結果しか求められない。
今節の試合へ向けては、結果よりも内容を求めてきたが、その内容には、大きく期待できない状況で、ここまで推移して来てしまった。
もう、あとは、どんな形でも良いから、「結果」しか求めない。
「ホーム」で試合が出来るうえ、負傷欠場の選手もほとんどが戻ってきているであろう2週間後の対戦では、言い訳なんか出来ないぞ。
プロのサッカー選手だろ?
ここまま、手倉森監督に赤っ恥を掻かせたままで送り出していいのか?
次は、一発勝負の天皇杯だ。
大事なのは、「実力」じゃない。「気持ち」だ。
3試合で、PKによる1得点しか獲れない力量の無さを、素直に受け止めろ。
得点力なんて、そんな簡単には改善しないぞ。
じゃあ、どうすれば、天皇杯を勝ち上がれる?
考えろ。
考えろ。
考えろ。
ここからの2週間、必死になって考えろ。
悩め。
悩め。
悩め。
ここからの2週間、必死になって悩め。
今のこの状況から、どうすれば、天皇杯を勝ち上がれる?
もう、「気持ち」をぶつけるしかないだろ?
「気持ち」を、ピッチの上で見せろ。
そうすれば、後は、サポーターが、声で背中を後押しするから。
「技術」で勝負するな。
「魂」で勝負しろ。
今の仙台が天皇杯を勝ち上がるには、それしかない-。
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