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J1第1節 vs 新潟戦プレビュー アーノルド監督を迎えて臨む、2014シーズン。ホーム・ユアスタに迎えるは、対戦カード3戦連敗中と直近相性最悪の新潟。験の悪さを吹っ切り、短期決戦型の2シーズン制を乗り切るためには、攻守に渡り内容で圧倒する試合運び、そして決定力が必要。新生・仙台、継続の新潟の牙城を切り崩せるか。昨季末は3連敗で終幕。私たちは「ゼロから」ではなく「-3」からの出発である。

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#お詫び(2014/02/28 18:00 追記)

下記本文中では、2シーズン制が今季から適用の前提で書いておりましたが、2シーズン制は2015年からの適用の誤りでした。

筆者の誤解・勘違いにより、読者の皆様にご迷惑をお掛けいたしました。大変申し訳ございません。

なお、本文内容については、誤り文面の記録性を考慮し、訂正は致しませんので、お含み置き頂いて読んで頂ければ幸いです。

どうぞ、宜しくお願い致します。

 

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 何が悔しいって、昨年のリーグ戦のラスト3戦を3連敗としてシーズンを終わった事に尽きる-。

 
しかもこの3戦中、奪ったゴールは清水戦のウイルソンのPKによる1点のみ。敗退した天皇杯準々決勝を含めても、公式戦4戦4連敗、しかも4試合で僅かに2得点だった。

 「もう昨年の話だし、何もそこまで後をクヨクヨと振り返らなくても・・・」

 
と想われる諸氏のほうが、圧倒的多数だろう。だが、筆者はそうは考えない。
 
私たちは、昨年の3連敗閉幕の悔しさを決して忘れずに、この新シーズンを迎えなければならない。決して「ゼロからの出発」ではないのだ。「-3からの出発」、つまりマイナスからの出発として捉え、「もう後がないぞ」という、背水の陣のつもりで臨まなければ、今シーズンは、乗り切れないと考えている。
 
理由は、今シーズンから「復活」した2シーズン制と、そして、指揮官が交代した事によって再構築となった、基本布陣「4-2-3-1」からなる戦術面の習熟の完成度の問題だ。
 
今シーズンは、決して長くはない。ワールドカップによるリーグ中断と2シーズン制がややこしく絡み、今季は、「前期」と「後期」にシーズンが分かれる。事実上の短期決戦シーズンだ。1試合で積み上げる勝ち点の重さは、昨年までのそれと格段に違う。
 
只でさえ、指揮官の交代によって、戦術面を1からやり直している事に加えて、2シーズン制によって、求められる「結果」を出す試合数は、僅かに17試合となってしまった。
 
こんな状況下で、悠長に「さぁ新しいシーズンだ、1年間のスタートを、気持ちを新たにして・・・」などと、1年というスパンでのんびり構えている余裕など、どこにも無いはずだ。
 
更には、キャンプの情報から伺える、今シーズンから取り入れている基本布陣「4-2-3-1」への習熟の完成度の低さ。基本的にメンバー総入れ替えで臨んだ練習試合なので、失点に関してはあまり気にしてはいないが、その分、「Jのチームとの対戦における得点の少なさ」に愕然としている。
 
4-2-3-1が悪いというつもりは毛頭ない。どんな布陣や戦術にも、慣れは必要であり、キャンプの一ヶ月間だけで、習熟度が上がり、完成の域に達するとは思っていない。あとは、公式戦を通して習熟度を上げ、連携を深めていくしかないだろう。
 
今節の対戦相手である新潟は、FW川又を軸として、更なる成熟度を上げてユアスタに乗り込んでくるのは間違いない。そんな強豪を相手にして、仙台が勝利を挙げる要因は、決して多くはないのである。
 
では、何を材料として、勝利を目指して戦えば良いのだろうか?
 
そこで出てくるのが、冒頭で取り上げた「昨シーズンのラスト3戦3連敗、公式戦4連敗の悔しさ」だ。
 
今となっては、昨年末に味わった「あの悔しさ」は、今シーズンの開幕へ臨むにあたっての「財産」である。決してゼロから、つまり、あの悔しさを忘れて臨んではいけない。私たちは、「-3から」の出発なのだ。他のチームよりも、3歩後退したところからのスタートとし、ライバルチームの背中を睨み付けて、そこからゴボウ抜きしてみせるぐらいの気概で臨むぐらいが、丁度良いのではないだろうか。
 
長かったようで短くも感じたストーブリーグだったが、いよいよ、新生ベガルタの門出を迎えられる。個人的には「-3からのスタート」と捉えて臨むシーズンインだ。
 
3連敗という事は、勝ち点で-9に相当する。対戦相手の新潟は、昨年のラスト5戦を、なんと5連勝で閉幕した。当然、その勢いというものは継続している事だろう。
 
この対戦カードは、「昨季3連敗で閉幕」vs「昨季5連勝で閉幕」のチーム同士の対戦なのだ。こうして比較すれば、どれだけ差を付けられているか、良く判るだろう。
 
ただでさえ、マイナス3からの出発に加えて、前後期17試合ずつに分かれてのシーズンとなる今季。今季のJ1リーグの「短期決戦の様相」は、シーズン序盤から頭角を現すだろう。抜け出すチーム、脱落するチームは明確化される。
 
その「抜け出すチーム」に属するのか。それとも「脱落するチーム」に属するのか。望むは、当然に前者。そのためには、まずは、攻守に渡り内容で圧倒する試合運びが必要だ。加えて、90分間の試合ペースに緩急を付ける強かさも肝要になる。
 
アーノルド監督始め、期待度充分の新戦力を迎えて臨む、今シーズン。どんな試合展開が、私たちを待っている事だろう。そして、今シーズンの星取の行方は。
 
ブランメル時代を含め、20年目という節目のシーズンを迎えた仙台のサッカーシーンは、ここから大人の階段を登らねばならない。
 
まずは、新生ベガルタの開幕スタメンの顔触れに期待したい。
どんな試合展開が、そして結果が、待ち受けている事だろう。
 
期待に胸を膨らませる "蹴春"、いよいよ、開幕。
 
 
みなさん、今年も宜しくお願いします。
2014.02.28 No.8



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