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J1第26節 vs 川崎戦プレビュー 悪夢の5連敗から中3日で迎える、正念場のアウェイ川崎戦。目指すは、とにかく勝ち点1以上。無理に「3」を狙うべからず。3を追えば、1をも失う結果に繋がりかねない。今季絶好調の川崎に、今の力量で、安易に「勝てる」とは思わないほうがいい。姑息と言われても、卑怯と言われてもいい。勝ち点1を狙って。

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 失意の5連敗から、僅かに中3日。傷心を癒す時間すら与えられず、容赦なくやってくるリーグ戦。正直、このプレビューの執筆に向かう事すら、気が重い。勝利に向けた展望の見える要素も見あたらず、ただ、自信を失った現状のまま、敵地・等々力競技場へと向かわねばならない。

 今季、絶好調の川崎。首位の浦和に勝ち点差6を付けられてはいるが、ここまで僅かに6敗と、順調に勝ち点を積み上げ、浦和にひとたびブレーキが掛かれば、猛然と背後に迫る勢いだ。前節に、FW大久保がハットトリックを決めるなど、隙を見せれば必ずヤラれる事は必至。90分間、絶対に、隙を見せる訳には行かない。

 
どうせなら、もう90分間。攻めずに守り通しての勝ち点1を目指してもいい。それでも、川崎はどうにか崩して得点を奪いに来ようとするだろう。彼らは、まだ見ぬ初戴冠へ向けて、鼻息が荒い。そんなどう猛な相手に、現状の仙台が、どうやって勝ち点3を得る?
 
・・・無理だ。
 
もっとも、勝負はやってみないと判らない。
もしかしたら、勝てるかもしれない。ただ、そのためには、運的な要素が必要だろう。純粋に、現状の実力差で勝とうと思ったら、それは絶対的に無理だ。
 
もう、何度も言っているが、現状の仙台が、勝機を掴むためには、絶対に失点してはいけない。隙を見せなければ、ヤラれてしまう可能性は小さくなるので、まずは「失点しない」事を念頭に置き、そして、決して数多くはないであろう決定機を、如何に、モノに出来るか。
 
もっとも、その決定機でさえ、シュートが枠に行かないのが、現状の仙台なのだが。。
 
今節の勝利を、諦めた訳ではない。
 
ただ、もはや「普通に試合に臨んだのでは、また同じように敗戦を喫するだけ」だと言いたい。
 
いったい何度、同じ過ちを繰り返せば気がつくのか。気がついたときには、もう、取り返しの付かないところまで追い込まれている事だろう。
 
いい加減、鹿島戦で気がついたはずだ。もう、現状の仙台の力量では、よほどの幸運に恵まれない限り、勝機が訪れる事はない、という事に。
 
目を覚ませ。
 
もう、J2陥落は目の前なのだ。
 
残り9試合で、しぶとく、勝ち点1を積み上げる苦しさの中から、勝ち点3のチャンスを見いだすしかないんだ。
 
守れ。
とにかく守れ。
90分間、守り通すんだ。
そのためなら、無理に攻める必要なんか、無い。
得点の事は、いっかい、忘れるんだ。
とにかく、失点しない事だけを考えろ。
 
姑息と言われても、卑怯と言われてもいい。
 
確実に、「勝ち点1を狙って」。
 
ここで、勝ち点1すらキッチリと奪えないようでは、残った8試合での勝ち点の展望など、不可能だ。
 
来季、J2に落ちたくないなら、必至に勝ち点1を目指せ、仙台。
仙台の生き残る道は、「この勝ち点1」から始まるものと信じている-。



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