訪問者数:

ページビュー:

J1 前期 第04節(通年04節) vs 清水戦プレビュー もはや、清水に対する苦手意識なし。これまで勝ててこれなかった相手に対し、今度はこちらが相手に苦手意識を植え付けたい。FW金園・FW山本の戦列復帰で攻撃陣万端。DF上本も戦列復帰し、守備陣の競争も一層激しく。残るは、ベストメンバーをぶつけて対清水戦のホーム連勝を。

トラックバック(0)
■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村

 2013年の天皇杯。敵地で初めて、清水を下した。

2014年のリーグ戦。敵地では敗れるものの、ホームでは初の対清水戦勝利を挙げた。

 そして2015年。再び、清水とのホーム対戦が訪れる。昨年までと違い、平均年齢の若返りと攻撃陣の充実化により、今節の対戦でも、勝利への期待度充分な仙台。もう、運動量でも球際でも、清水に退けを取る要素は感じられない。ならば、昨年に続き、ホームでの対・清水戦連勝を勝ち取りたいものである。

 
ところで、話を一旦、今節の試合の内容から脱線させて頂く事をお許し願いたい。
実は、今年のホーム観戦において、2点、大変に残念な想いをしている。
 
 
一つ目は、泉中央駅の売店が、2月末を以て閉店してしまった事だ。
 
「それが、サッカー観戦に何の影響が?」と思うだろう。実は、利用している人は利用していたと思うが、あの売店には、充分過ぎるほどの部数の、サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」を置いていた。なので、ホームの観戦日には、車を駐車場に入れたあと、必ずと言って良いほど、あの売店でエルゴラ紙を買っていたものだ。
その楽しみが、無くなってしまったのである。
 
もちろん、エルゴラ紙はその売店でのみ販売している訳ではない。周辺のコンビニでも、部数は少ないながら置いている。また、その気になれば、読売系の新聞販売店でも、購入や、定期配達を頼む事も出来るため、100%入手不可能、という訳ではない。
 
ただ、試合の当日にあの売店に行けば、ほぼ必ず入手できたため、昨年までは「あの売店で買って、試合前にプレビューを読む」という行動パターンが身に付いていた。それを、足下の梯子を外された様な、微妙に残念な気分なのである。
 
(その気になれば、周辺のコンビニを丁寧に廻れば、おそらく手に入る代物だ。また、思い切って、自宅への配達を頼めば確実に手に入る。だが、そこまでして欲しい、というほどのものでもないのだ。)
 
実は、泉中央駅の売店にはファミリーマートが出店予定らしい。いつになるかは不明。営業開始時期はともかく、開店するなら、是非ともエルゴラ紙を置いて欲しいものだ。それも大量に。
 
 
二つ目は、ラジオ3によるホームゲームの実況中継放送が、今年は無くなってしまった、というものだ。今年はアウェイのみの実況中継になるとの事である。
 
実は、ラジオ3の実況中継は、元々はアウェイのみの放送だった。それが数年前から、ホームゲームも実況中継する事になり、当番組内でも「みなさん是非ラジオを持ってユアスタにお越し下さい」と語っていたものである。
 
目の前の試合を、ラジオで実況中継を聴きながら観戦するという、そのスタイルと醍醐味は、野球や競馬の観戦と同様に、スポーツ観戦を楽しむための重要なエッセンスだった。少なくとも筆者は、毎試合のように小型ラジオを持ち込み、イヤホンで試合の実況を聴きながら観るのが楽しみだったのだが、今年はその楽しみも無くなってしまった。
 
試合前のエルゴラ紙も、試合中のラジオ実況中継も、サッカー観戦というイベントにおいて、もっと重要視されても良いコンテンツではないだろうか。
 
駅売店の撤退も、ラジオ3の放送も、直接的には、スタジアムでの試合運営には、直接的には何の関係もない。だが、こういった「周辺コンテンツ」の存在も、「試合観戦に足を運ぶ」コンシューマーの判断材料になっている可能性は否定できない。少なくとも筆者は、この2つのコンテンツを一度に失った事で、大変残念に思っている。
 
ユアスタに足を運ぶ観客の底辺を広げるためには、こういった「周辺コンテンツ」とも、上手に連携すべきではないのか?
 
サッカーの試合と、およそ何の関係もないイベントの開催ネタを必死に考えるより(いやそれも大事な事ではあるが)、純粋に、サッカー観戦を楽しんで貰うための工夫として、例えば、エルゴラ紙をスタジアム内でも販売するとか、ラジオによる実況中継を、ホームゲームの場合は、自社(=株式会社ベガルタ仙台)にて運営するというのも、アイデアの一つではないだろうか。
 
「Vプレスがあるからエルゴラは不要、むしろVプレスの売り上げ減の懸念も」という諸氏も居るかもしれない。だがその発想は、根本的なところで誤っている。重要なのは、如何に「サッカー観戦の人口・裾野を広げられるか」であり、Vプレスの発刊は、その一環に過ぎないはずだ。ここで言いたいのは、スタジアムに試合観戦に訪れる人たちに、Vプレスやエルゴラ紙といった、試合前の時間を楽しむための選択肢を、できるだけ多く提供する事が大事だ、という事である。
 
結果的に、スタジアムに足を運んでくれる人が増えるのであれば、入場料収入という、直接的な恩恵を得られる。サッカー観戦人口が増えるなら、スタジアムでのエルゴラ紙の併売によるVプレスの販売数減への懸念など、採るに足らない材料のはずだ。
 
Vプレスの販売数減が、クラブの売り上げにダメージを与えるほどのインパクトにはならないはずだし、また、そんな心配はせずとも、今までVプレスを買ってくれていた人たちは、これまでも買ってくれるだろう。なぜなら、長くスタジアムに足を運んでいる人なら、Vプレスの編集に携わっている人たちの苦労と努力を、遠からず感じているからだ。
 
それに、サッカー観戦人口が増えるなら、新しく来てくれた人たちが、Vプレスを買ってくれるようにもなるはずだ。「エルゴラ紙があれば、Vプレスは不要」と考える人は、居たとしても、極少数に違いない。
 
また、ホームゲームのラジオによる実況中継については、その魅力をきちんとアピールすれば、むしろ、サッカー観戦初心者向けのキラーコンテンツにも成りえるのではないか。実際、他のクラブでは、クラブ自身が試合の実況と解説をラジオで放送しているところもある。今、目の前で何か起きているのかを、耳から情報として得る事が出来るのだ。ルールの良く判らないサッカー観戦初心者にとって、これほど有難い情報は無いと思うのだが。
 
・・・話の脱線が長くなってしまった。平にご容赦。。
 
清水戦に向けては、負傷離脱していた一部の選手も戦列に復帰する。出場停止の影響も今節はない。代表戦の日程の都合により、ナビスコカップを挟んでのリーグ戦は2週間ぶりの開催となる。メンバー的には、清水側もベストな布陣で臨んでくるだろうが、それはこちらも同じこと。また、先週のナビスコカップ名古屋戦での反省から、出足鋭い守備が今節にも戻ってくる事は明白。そのための先発・控えの人選を、監督は抜かりなくやってくれる事だろう。
 
やっと、暖かくなってきた。もう、日中帯の暖房は要らない日が多いくらいだ。また、今節の試合開催日の天気予報も、つい先日までは曇りマークに雨マークが付いていたのだが、ここへ来て、曇りマーク+晴れマークに変化。当日の降水確率の予報も、その数字がグンと下がり、当日はサッカー観戦には持ってこいの日和となるだろう。このまま、予報通りの天候となってくれる事を切に願う。
 
4月だけで、リーグ戦は5試合も組まれている。そのうえ、ナビスコカップもミッドウィーク開催で2試合あり、4月は公式戦7試合と、毎年恒例の集中開催月間となる。つまり、今季リーグ戦の前期の戦いは、もう今月で折り返しとなってしまう訳だ。速い。速すぎる。
 
こういう過密日程を有利に戦うには、如何に「連勝もしくは不敗」の波に乗れるかどうかに懸かってくる。事実上の短期決戦を強いられる2ステージ制は、不調の波を脱しえないチームには容赦なく脱落感を味わせ、好調の波に乗ったチームには、ステージ優勝へのモチベーションという、この上ない高揚感をもたらす。
 
我らがチームは、4月の連戦を終えたとき、いったい、どちらの波に乗っているだろうか。ここまでリーグ戦3試合で無敗といえど、リーグはまだまだ序盤で混戦だ。一寸先は闇。4月の連戦も、あっと言う間に過ぎ、順位も大きく変動する事だろう。
 
春の陽気と共に、桜前線も、もうすぐ東北地方へと北上してくる。今季の戦力が「ホンモノ」ならば、是非、桜前線の勢いに負けないくらいの連勝、もしくは不敗街道を突っ走り、ステージ優勝への名乗りを挙げて欲しいものだが、果たして。
 
その方向性は、今節のこの一戦で、概ね見えてくるような気がしてならない。
 
Dead or Alive.
 
咲くのか。散るのか。
 
せめて、私たちの声援で、今季のチームの "開花宣言" を後押ししたいものである。



■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村