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宮スタ開催の日程を終え、いよいよリーグ戦も後半に突入。全51試合のうち、この節を以て、ちょうど折り返しとなる。
気が付けば、首位から4位までが抜け出し、5位の徳島と4位の甲府の勝ち点差は10も離れている。長いリーグ戦の折り返しを迎えるにあたり、昇格争いの渦中に充分留まっているこの状況が、なんとも嬉しく感じる。
振り返れば、近年は、昇格争いに食い込んだかと思えばそこから脱落し、「起死回生を図る」だの「残り試合を全部勝つつもりで」なんていう希望的観測を聞かねばならない時期が少なからずあった事を考えれば、今季ここまでの成績と順位のポジションは、昇格を充分期待するに値するものであろう。昨年にしても、かなり早い時期に2位の山形に差を付けられてしまい、3位の入れ替え戦の切符の獲得にしても、最後の最後まで判らなかった。
さて、リーグ戦の折り返しをちょうど区切りよく7月の入り口で迎えた訳だが、よりにもよってこの7月中に、上位4チーム同士の対戦が目白押しになっている。
「日程くん」が弾き出したスケジュールとはいえ、7月の6試合全てで、見事に上位4チームの直接対決が組まれているというのだ。詳細は以下サイトをご覧あれ。
http://www.jsgoal.jp/photo/00048400/00048449.html
しかも、上位4チームが綺麗に「7月の6戦中、3戦が上位対決」となっている。あまりにも出来過ぎではないのか!?
この日程を見て思ったのだが、仙台としては、しょっぱなのC大阪戦を何とか凌げば、以降の3戦は下位との対戦(と言っても、草津・富山・鳥栖と、上位陣イジメ組との対戦が目白押しなのだが)が続く。この間、仙台を除く他の上位チーム同士が必ず直接対決のカードを持つため、星の潰し合いに期待でき、その間に仙台が一歩抜き出る事も不可能ではない。
そして、鳥栖戦からはサーレスも出場可能となる。続く湘南戦・甲府戦を前に、是非とも鳥栖戦でサーレスの試運転をして欲しいと願っているのは、何も筆者だけではないはずだ。
この日程をどう見るかは見る人によって意見が違うと思われるが、仙台としては決して悪くない日程と思われる。
とにもかくにも、まずは目の前のC大阪を叩かねば始まらない。
思えば、第一クールの前回対戦時も、C大阪は首位に座っていた。ただ、あの時と違うのは、仙台とC大阪の勝ち点差は6あったが、今回は3である事。しかも得失点差でC大阪よりも優位に立っているため、勝利すれば確実にC大阪を順位で抜き去る事ができる。
※今節は 横浜FC-湘南 のカードもあるが、正直「湘南有利」の感は否めない。だが「神奈川ダービー」でもあるため、ここは横浜FCの意地に期待したい。
前回対戦は逆転負けを喫し、勝ち点差を9に拡げられてしまったが、今節は勝てば「順位逆転確定」という事もあり、選手のモチベーション的にも良い方向に働いている事だろう。この点にも大いに期待したい。
ところで、C大阪は前節の水戸戦において、前田とマルチネスが累積警告4枚となるカードを貰い、今節の仙台戦に出場できない。しかもマルチネスは累積4枚が2回目(つまり8枚)との事で、なんと2節の出場停止。次回出場できるのは、なんとホーム湘南戦との事なので、マルチネスはここは奮起してくれるだろう。せいぜい、星の潰し合いをやって頂きたい。
3バックの布陣のチームにおいて、守備の要でもある2人が出場できないというのは、C大阪にとっては大きな痛手である。仙台としては、その状況を遠慮なく活かし、勝利に結びつけたい。
ただ、仙台としては、相手がC大阪であるという以前に、最近の4試合で大きな「2つの課題」を露呈してしまっている。一つは、大崩れはしないものの、毎試合のように失点を許している事。もう一つは、前半もしくは後半の早い時間帯のうちに、得点を獲れていない事にある。
以下は、7連勝時と4連勝時の「1点目」の時間帯のデータである。
7連勝時:
岐阜戦:平瀬(6分)
栃木戦:平瀬(66分)
熊本戦:梁 (42分)
水戸戦:関口(44分)
草津戦:エリゼウ(50分)
福岡戦:梁 (47分)
富山戦:中島(0分)
4連勝時:
横C戦:梁 (58分)
水戸戦:ソアレス(5分)
岡山戦:ソアレス(45分)
岐阜戦:ソアレス(34分)
実に、11戦中5戦において前半のうちに得点しており、後半15分(60分)までを含めると、なんと11戦中10戦において、必ず得点できていた事が判る。
ところが、この連勝以降、直近の4試合においては、後半15分までの得点はだたの一つも無い。それどころか、毎試合必ず失点を喫しており、「先制点を奪って試合を有利に運ぶ」というプランを遂行出来ていない事も気になる点だ。
6月までの対戦においては、相手の精度の低さやミス等に助けられてきたところもあるかもしれないが、上位陣との直接対決では、そこに大きなウェイトを期待できるものではない。湘南・C大阪・甲府がなぜこの勝ち点で推移しているのか。それは、得点機に確実に得点を重ねてきたからであり、他の下位チームのように、決して甘くはないだろう。ミスを犯せば、確実にそこから失点する。そう考えて差し支えないと思う。
そんな厳しいチームとの対戦を控え、仙台としては連勝時に出来ていた事をもう一度思い起こし、それを体現する事に勝機を見い出すべきと考える。朴柱成の復帰が延びている事に加え、ここへ来てソアレスも不調気味である事を考慮すると、ここは昨年10月のアウェイC大阪戦でも活躍した面々(中島2得点、関口1点、中原1点)に奮起をお願いしたいところだ。
まずは、前半もしくは後半の早い時間帯までに、得点を挙げるための努力をする事。
そして、失点に関する守備の問題を、もう一度見直す事である。もはや、アンラッキーだったでは済まされない時期に来ているのだ。
仙台の良いところは、前線においてボールが素早く繋がるパスワークで、スピーディーに決定機を作る事にあると思う。その決定機を作り出すスピードが速ければ速いほど、相手はついて来れない。そのプレースタイルを後方からワイドに展開する事が、結果的にカウンターとなっているだけであり、基本は「どれだけ相手を上回るスピードとパスワークでゴールを急襲できるか」である。
それが、ここ4戦は、気候の問題も含めて鳴りを潜めてしまっている。なかなか先制点を奪えない直近4戦の状況を振り返ると、何やら「様子見な前半、重い展開」と言った印象が強く、スカパー中継の実況・解説陣もそういったコメントを残すのが多い事からも、如何に試合序盤の攻撃性がスポイルされているかが伺い知れる。
蒸し暑さを肌で感じられる季節になってきた事も影響はしているだろう。だが、夏場の暑さを言い訳にはできない。その事は、前節に甲府を破った徳島や、敗戦を喫したもののC大阪をあと一歩のところまで追い詰めた水戸の戦いぶりが物語っている。共に体力を出し惜しみせず、最後まで死力を尽くして戦い抜いていた。
どうして仙台は、あのような戦い方が出来ないのか?
その「殻」を敗れるかどうかが、仙台が昇格争いの混戦を抜け出す「鍵」なのではないだろうか。
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