訪問者数:

ページビュー:

第30節vs甲府戦プレビュー サーレス、古巣の地で先発デビュー濃厚。勝てば2位の可能性、負ければ4位転落の、天下分け目の大一番。

トラックバック(0)
■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村

前節、中原の劇的なヘッド2発で首位・湘南を沈めた激闘から、僅か中3日。あの興奮冷めやらぬうちに、もう次の対戦がやってくる。本当にJ2というリーグは、余韻を楽しませてくれない、過酷なリーグである。

この試合、仙台のFW陣と左SBの朴柱成らが続々と復帰し、誰を起用したら良いか困ってしまうくらいの熟成度で臨めるのは大きい。特に、FWサーレスの先発デビュー濃厚の報は、何より嬉しい便りである。

だが一方で、FW中島がまたも先発という予想も聞こえてくる。今季ここまで、ほとんど結果も出せず、最近では試合内容での貢献度も高くない(と筆者は思っているが)選手を、どうしてここまで先発起用し続けられるのか。

中島の良いところが全く発揮できていない事は、誰の目にも明らかだ。これ以上、無駄に彼を先発させるよりも、他のFWに先発の座を与えるべきだとここ何節か、口を酸っぱくして言わせて頂いているものの、一向にそのような気配は感じられない。

おそらく今、監督に「なぜ、中島を先発起用し続けるのか?」と聞けば、おそらくこう答えるだろう。

「得点だけの問題ではない。彼の運動量は、相手守備を掻き回すに相応しい能力だ。彼が居るからこそ、仙台に決定機が訪れるのだ」

-ダウト。

その運動量すら、今の彼には欠けている。守備に東奔西走しているのか?梁や関口のように、最終ライン近くまで下がって守備してくれているのか?前線からボールをチェイスして、ミスを誘ってチャンスメークしているのか?平瀬のようにサイドに流れて、SBとのワン・ツーでボールを前線に運べているのか?それともエリア内でおしゃれなヒールパスを披露し、いきなり決定機を作れるのか?

-違うだろう。彼は単に、FWとして、周辺からボールが入ってくるのを、ただ「ボーッ」と待っているだけなのだ。時折、オフサイドに引っかからないように、動き出しをし直しているだけである。

FWとしての動きに徹するなら、結果を出して欲しい。

・・・もっとも、中島が先発起用し続けられるのは、中島に良いところがあるからではない。監督が中島を寵愛し過ぎているからだ。彼の「良い時期」を下手に忘れられないから、彼に「今度こそ活躍してくれるだろう」と、毎節毎節、夢を抱いてしまうのだ。

まるで、一攫千金を夢見て、宝くじを毎回買う人のようだ。監督、違いますか?

むしろ、今は「中島に結果が出てしまう事のほう」が怖い。今、下手に彼に結果が出てしまうと、次節もまた彼は先発起用されるだろう。彼は一度、試合をピッチの外から見るべきだ。怪我をしている時以外で、そういう経験をもっと積むべきだ。

試合に出られない悔しさを、今一度、彼は味わうべきだ。

その点においては、今節、先発濃厚なサーレスのほうが、よっぽど上ではないだろうか。

決してブラジル人だから、という事ではなく、サーレスはこの一ヶ月間、登録の関係で試合に出られないため、ひたすらチームメートと連携の練習を重ねてきた。おそらく、表には伝わってこない努力もしてきた事だろう。その成果が、湘南戦の後半45分のプレーとなって現れている。

後半キックオフ直後、ジャーンへのアタックをみせ、それが結果的に、ジャーンのレッドを誘った。まさかジャーンが退場になるとは、サーレス本人も予想だにはしなかっただろう。が、これも「チームのために積極的にプレーしよう」という意気込みの現れである。

この気概が、今の中島には欠けている。もしサーレスとともに先発するなら、中島には、サーレスから「何か」を感じ取って欲しい。

この試合、相手となる甲府の主力CB2枚が揃って出場停止というシチュエーデョンで迎える事となった。そこへ仙台の主力選手が続々復帰とくれば、自ずとマルチ得点への期待も高まるというものであるが、そうは問屋が卸さないだろう。

おそらく甲府は、主力CB2枚の穴を、中盤と前線からの圧力を増す事で埋めようとするはずだ。

「今節、後ろが不安だ。であれば、前線と中盤がいつもよりしっかりしなければ-」

という、甲府側の声が聞こえてきてもおかしくはない。つまり仙台は、前線で攻撃を展開する以前に、甲府のいつも以上の圧力に屈し、守備に翻弄されてしまう危険性もあるのだ。

思い出して欲しい。勝った前節・湘南戦でも、前半は湘南ペースで試合が運んだ事を。反町監督曰く、「前半は今季ベストの内容だった」というくらい、仙台は湘南の見事なパスワークと仕掛けに翻弄されていたのだ。

後半開始直後のジャーンの退場、そしてアジエルの負傷交代(始めは、守備固めのため仕方ない交代と思っていたが、そうではなかった様だ)がなければ、1-0のまま敗戦していたかもしれないのだ。それを忘れてはいけない。

みなが知っての通り、仙台は、湘南やC大阪のように、絶対的な強さを持ったチームではない。1試合で4点も5点もポンポンと取れるチームではないのだ。1試合においてなんとか2得点を奪い、極力無失点で勝つ事をポリシーとしている。

このため、圧倒的な攻撃力を持つチームを相手にする場合には、3ボランチで守備ブロック間の距離を縮める事もあるくらいである。(3ボランチには別な意味もあるが、主旨を外れるので別な機会に)

湘南に勝ったからと言って、決して湘南のベストな状態を凌駕できた訳ではないのだ。そこを勘違いする事なく、甲府戦は、相手に最大級のリスペクトを持ち、その上で、持てる力を存分に発揮するしかない。

だが、過剰な心配は不要だろう。この一戦の意味は、出場する選手みなが判っているはずだ。勝てば2位の可能性を残すが、負ければ、即4位転落。天国と地獄ほどの差がある。この試合で大事なのは、相手の主力CB2枚が出場停止である事を忘れ、「勝ちたい気持ち」で甲府に絶対に負けない事である。

甲府のマラニョンは、サーレスとの対戦を楽しみにしている事だろう。サーレスは最大級のブーイングを以て、暖かく迎えられるに違いない。それに答えるには、自身の得点で相手をねじ伏せる事だけである。

この試合、良くも悪くも、FWの出来に掛かっている。そんな気がしてならない。

さぁ、この試合で7月の上位対決も終わる。長らく居座った3位の座を明け渡す事なく、気持ちよく8月に突入しようではないか。




■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■
にほんブログ村 サッカーブログ ベガルタ仙台へ
にほんブログ村

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第30節vs甲府戦プレビュー サーレス、古巣の地で先発デビュー濃厚。勝てば2位の可能性、負ければ4位転落の、天下分け目の大一番。

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://achtsendai.xii.jp/mt/mt-tb.cgi/65