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第32節vs横浜FC戦プレビュー 無失点勝利、今度こそ。6試合連続失点中のチームが今節目指すべきものは、完封勝利以外にない。

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前節の熊本戦では、藤田を頂点とする「0トップ」に手を焼き、前半と後半に1失点づつを喫してしまった。サーレスの加入初得点と、セットプレー2発弾があったから救われたようなものの、3点を獲らなければ勝てないようでは、この先も思いやられる。

今季、長きに渡って「リーグ最小失点チーム」と言われてきた仙台だが、熊本戦の2失点によって、とうとう失点数で甲府に並ばれてしまった。引き続き、リーグ最小失点ではあるが、「甲府とのタイ記録」という尾ひれ付きである。

このまま失点が止まらなければ、甲府にリーグ最小失点チームの称号を明け渡すどころか、せっかく取り返した「昇格圏内」の椅子からすらも、再び転げ落ちる事に成りかねない。湘南のまさかの4連敗によって、辛うじて取り戻した3位の座。ここに甘んじる事なく、勝ち点3を重ねて、2位・首位の目指さなければならないのは、誰の目にも明らかである。

そんな中で迎える、アウェイ・横浜FC戦。相手の状況(最近8試合中、無得点が7試合)を見れば、無失点勝利など楽勝に思える部分も無きにしもあらず、である。だが、横浜FCは決して攻撃力の無いチームではない。新加入の安孝錬や、チームにとけ込んでいる難波など、手強いストライカーが手薬煉をこねて待っている。その自信の源は、東京V戦での3得点勝利だ。

前節こそ、甲府に再び無得点での敗戦を喫したが、2戦前の東京V戦の勝利により、「勝ち方の何たるか」を思い出した可能性は否めない。

ここで思い出したい、仙台の「悪癖」がある。仙台というチームは、相手が不調のどん底にあればあるほど、そのチームとの対戦において、相手に復調のきっかけを与えるような得点や勝ち点を与えてしまう事がある。今年は例年ほど、それに該当する試合は多くはないが、第2クールの福岡戦(6月13日21節レベスタ、0-1で敗戦)などは、昨年に続き、福岡に元気を与える勝ち点3を献上してしまっている。

これは、集計をとっている訳では無く、あくまでも筆者の感じた印象に過ぎない。だが、実際にそう感じているサポーターも少なくない事だろう。相手が連敗中で、とても負けそうにない試合であればあるほど、逆に勝利に対して不安になる。それが杞憂である事を願って、試合を観戦し、そしてそれが杞憂に終わった事を確認して、やがてホッとした自分を感じる。

「心配が当たらなくて良かった-」

相手が不調な時の対戦において、勝てた試合のあとに、常に脳裏に浮かぶ感想である。今節においても、どうしても、その懸念が払拭できないでいる。

そんな懸念を払拭できそうな材料を探してみると、前節の熊本戦では、とうとうFW中島が先発の座を降ろされ、サーレス・平瀬の2トップで臨む試合となった。熊本の0トップという奇策に苦しみ、組織的な守りが機能せずに2失点を喫したが、初の2トップのコンビだったサーレス・平瀬が共に揃い踏みの得点を果たし、FW陣に信頼が戻ってきた。本人には大変申し訳ないが、もし中島が先発だったなら、おそらく勝てなかっただろう。中島にはもう少し、試合を外から勉強して欲しい。彼の力も、必ず昇格には必要である(と信じている)。

また、熊本戦の終盤では、逃げ切りを優先するために、ベンチ入りさせていたソアレスを、結果として「温存」する事に。中3日の連戦において、ソアレスの決定力を消耗せずに臨める今節、更なる得点力の向上に期待がかかる。

そして、前節は累積により出場停止だった、左SBの朴柱成も先発復帰が濃厚。今節、横浜FCの右SBの田中が累積による出場停止という事もあり、今節は朴のいる左サイドが、試合の行方を決するポイントになりそうな予感もある。

この試合、仙台としては、新加入のサーレスも含め、ベストメンバーで臨めるのは大きい。個の力については、前節同様、相手に対する充分な圧力となって、局所的な局面において、その威力を発揮してくれる事に期待している。

唯一の心配点は、熊本戦の前半20分までの流れと、後半0分の平瀬の得点以降のような、相手の前線からのプレッシングとパスワークに苦しめられるような展開の再来がある事か。慌てる必要がないのに、相手の執拗なプレッシャーに屈し、ミスによってボールをロストし、そこを攻撃の起点にされてピンチを招く-。そんなシーンを、何度となく見せられてしまった。今節こそ、あのような情けない展開は見たくはない。

そこで大事になるのが、組織的な守備の再構築。相手がボールを持っている場面において、どこでボールを奪いに行くのか?相手にチャンスを作らせないために、如何に相手の「攻撃の起点」を潰せるか?そしてボールを奪った時に、素早く攻撃に繋げるために、誰がどういう動きをするのか?周囲のスペースを素早く探してそこへ走り込み、パスを貰うのか、それともロングパスを使って一気に前線でチャンスメークするのか。

もちろん、これらの展開を上手に組み合わせる事によって、相手に仙台の攻撃パターンを安易に読ませないようにする事も大事である。だが、攻撃パターンが多すぎても混乱するだけだし、逆に少なすぎても相手に読まれてしまう。相手の特長に合わせて、使い分けられるかという点も重要だろう。

個人的には、後方からジリジリとパスを繋ぎながら、最終ラインを押し上げて全体をコンパクトにし、充分に詰まったところで「楔のボール」を中央なりサイドなりに入れて、そこからはダイレクトパス2~3本だけで一気に相手の裏へ抜け出し、決定機を演出する、というシーンが好みである。相手の守備のポジショニングにもよるが、攻めている時に、ボールが縦の動きと横の動きを小刻みに繰り返して、相手の守備を翻弄しながらボールを前に運ぶシチュエーションが、如何にも仙台らしいパスサッカーで、見ていて心地よいのである。

ただ、これを許してくれるチームは、最近少ない。前線から執拗にプレッシングを行い、こちらのミスを誘ってそれを一気に決定機に繋げようというチームのほうが、最近多い気がする。以前からは鳥栖がこれに該当しているが、最近では愛媛や水戸もこれに該当するように見受ける。前線からのプレッシングは、それだけ運動量を伴うため、体力に自信のある選手やチームでなければ選択できないプレーであるが、若手を積極的に前線で起用するチームであると、これが機能する場合が多い。

仙台としては、そういった「相手の若い力」すらも上手にいなして、こちらのやりたいサッカーを展開しなければならない。果たして今節、どれだけ、やりたいサッカーを貫いて、無失点で勝利する事ができるか。

相手が直近の8戦中7戦で無得点という状況や、仙台が相変わらずリーグ最小失点タイチームである事・FW陣がベストメンバー揃いとなり、攻撃力に不安のない事を総合的に考えると、無失点勝利は決して難しいミッションではないようにも思える。しかし、やってみなければ判らないのがサッカーの魅力であり、怖さでもある。

決して、横浜FCにアップセットなど許す事なく、前評判通りの結果を、全身全霊を以て成し遂げなければならない。

この試合、横浜・ニッパツ三ツ沢球技場の平日開催とあって、仙台から行けるサポーターは限られてくる事だろう。だが、関東在住の仙台サポーターが大挙して乗り込んでくれるに違いない。試合の放送が映し出されたとき、週末のアウェイと変わりない仙台サポーターの熱い想いが、そこにある事を願って止まない。

ここしばらく途絶えている連勝を何としてでも達成し、低そうで高い「2位・首位」の壁を、少しずつでもよじ登りたい。

例年、夏場に弱いとされてきた仙台。だが、昨年1勝もできなかったこの8月に、連勝を記録できたとなれば、昇格への期待度はグンと急上昇する。

試合開始時刻の横浜地方の天候予報は、曇り/降水確率40%と、非常に微妙な天候である。が、少なくともカンカン照りな状況は避けられるだろう。サッカーをするには、案外良いコンディションになるのではないだろうか。恐らく、言い訳の聞かない天候状況でのキックオフとなるだろう。

現地に馳せ参じるであろうサポーターのためにも、雨よ、泣き崩れるのは今しばらくの辛抱を-。




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