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第41節vs甲府戦プレビュー "小瀬で勝てない" というジンクスに、是非とも終止符を。昇格圏争いの雌雄を決するビッグマッチは、4位・甲府との差を広げる最大のチャンス。最優先、勝ち点3。

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この試合だけは、同日行われる他会場の結果を気にしてはいられない。

それだけ、今節の注目度ナンバー・ワンのカードと言えるだろう。4位・ヴァンフォーレ甲府 vs 2位・ベガルタ仙台。甲府はこの試合に敗れると、2位・仙台に勝ち点差を7差とされ、事実上「3位の可能性」しか残らなくなってしまうのだ。

もちろん数字の上では、もしこの試合に負けても「残り10試合で7差」なら、3試合でひっくり返せる可能性は残る。だがそれは、仙台が甲府戦以降の3試合をどこかで全て落とし、同時に甲府がどこかで3勝を挙げた時だけの条件だ。ホームで無類の強さを誇る仙台が、上位4強の中で一番ホームゲームを残している事を考えると、甲府が仙台に追い付く可能性は限りなく小さいものとなり、ほぼ「2位以上の目」は潰えると推測して間違いないだろう。

・・・と、ちょっとだけ「甲府目線」で今節の勝敗の意味を書き綴ってみたが、なかなかどうして。甲府側がどれだけのプレッシャーを感じているか、改めてその重さを感じ取る事ができる。

ここで言いたかったのは、甲府の受けているプレッシャーの重さを、仙台側の立場としても充分に感じ取り、敵が、どれだけの想いで今節に臨んでくるのかを、きちんと確認しておきたかった事に尽きる。少しでも、相手を見下すような考えを持って試合に臨めば、恐らくみせてしまうであろう「隙」をしっかりと突かれ、福岡戦や、前回の甲府との対戦の時のように、痛ましい失点を許す事になる。それだけは、絶対に避けなければならない。

とは言え、前回対戦や、ここしばらく続くアウェイでなかなか勝てていない状況を考慮し、指揮官は、いつも以上の堅守をベースとして臨む事を明言している。

ポイントとなってくるのは、もちろん甲府の強力な3トップを如何に押さえ込むか、という点。やはり最もマークするべきは、FWマラニョンだろう。

ここで、ちょっとデータを調べてみた。すると、最近の甲府の驚くべき得点状況が判明した。

甲府は、第三クールに入ってからの6試合の得点は、マラニョンの5発(PK含む)の他、MF國吉貴博の1点しかない。つまり、現在の甲府は、マラニョンの決定力に「おんぶにだっこ」になっており、マラニョンを欠く事態になれば、一気に得点力が減退する危機的状況にある。

それでも、第三クールここまでの6試合を4失点に抑え、その結果として、3勝2分1敗と、一定の成績を維持している。つまり、仙台に続くリーグ失点数2位の堅守をベースに、エースストライカーの決定力を主軸としてなんとか戦い抜いている、という訳だ。

となると、仙台としては、やはり「マラニョン対策」をしない訳には行かない。

各種メディアの報道を観ると、帯同メンバーの顔ぶれはほとんど一緒で、サブに「FW中島→MF永井」の変更があったくらい。FWとしての得点力は、ソアレスや中原に任せるとして、永井を帯同する理由。おそらくそれは、「最近は使っていないが、甲府の3トップ、特にマラニョンを抑えるために、3ボランチオプションを繰り出す」可能性を示唆しているのではないだろうか。

もし、運良く先制点を奪う事が出来れば、勝ち点で4差を付けられている甲府としては、嫌でも前掛かりに成らざるを得ない。必然と、仙台陣サイドでの攻防が増えてくる。そこをしっかりとして守備ブロックではね除け、そしてソアレスの飛び出しによるカウンターで追加点を狙う。なんとなく、そんなイメージが沸いてくる感じを受ける。

そうでなくとも、甲府は「引き分けは負けに等しい」勝ち点差なのだ。試合が0-0のまま推移しても、焦れるのは甲府が先のはず。お互いに得点が産まれずに時間が推移したとすれば、甲府は「仙台1-0甲府」の状況と同じように、前掛かりに攻め込んでくる可能性は高い。

この予想を踏まえて、仙台が取るべき手段。それは「無失点の時間を出来るだけ長く維持し、甲府の焦りを誘う」事にあると考える。差し詰め、武蔵と小次郎の巌流島の決戦の如く。

「先に焦れたほうが負ける」

リーグ失点数、1位と2位の直接対決。共に失点30点台(仙台34、甲府35)は、現時点でこの2チームだけである。尚更、ロースコアードな展開になる事の予想に難くない。

そして最後に、仙台には、この試合に勝たねばならない理由が。

甲府のホームである、小瀬陸上競技場では、なんと8年間に渡り、勝利を収めていない。それに加え、今季の対戦カードでも、既に2戦2敗としており、甲府から勝ち点を1すらも奪えていないのだ。

甲府の上位に立つチームとしては、下位に同一カード3連敗は、絶対に有ってはならない。

ただ、勝ちに拘るあまり、前回対戦のように、エリゼウの同点弾をフイにするような、後半ロスタイムの失点、という失態だけは避けたい。

前回も、仙台が上位(3位)甲府が下位(4位)の状況だった。後半ロスタイムに、甲府のMF國吉に決められ、順位を引っ繰り返された。あの試合をもし1-1ドローで終えられていたとしたら、仙台には勝ち点1が加わり、甲府からは勝ち点2を奪えたのだ。その結果、対戦前の現時点においては、既に7差が付いていた事になる。

この状況で、もし仙台が勝利できれば、なんと残り10試合で、4位甲府と、勝ち点差が10も付くことになるのだ。甲府としては、間違いなく「2位以上を諦め、3位争いにシフト」せざるを得ない、厳しい状況に追い込まれる事になっていたはずである。

今節、同じ過ちを繰り返す訳には行かない。最悪でも、ドローには持ち込んで欲しい。それでも甲府には、充分なボディブローになるはずだ。

だが、始めから「ドローもOK」では、勝負事としてあまりにも寂しい見方でもある。最悪でもドローの終着は、あくまでも「0-0」で終わるべき。つまり、絶対に失点しない堅守を崩さない事にある。

それをベースとして、ソアレスの決定力に懸けたい。

お互い、リーグ随一の堅守と、ブラジル人ストライカーの決定力に懸ける展開となる事が予想されるが、仙台には、甲府にないもう一つの武器がある。それこそが、梁のFKの精度を礎とした、セットプレー。甲府としては、いくら失点数がリーグ随一であっても、仙台のセットプレーは怖いに違いない。その心理を逆手にとり、アタッキングサードで関口が仕掛けまくってファウルを誘うというのも、観てみたいシーンである。

この試合が終わったとき、甲府サポーターが静かに見守る中、大挙して押しかける仙台サポーターがオーラを響き渡らせる光景を想像するに難くない。

"小瀬で勝てない" というジンクスに、是非とも終止符を-。




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