
にほんブログ村
この試合から、いよいよ10月に突入。4位との差をできるだけ拡げ、できれば最終節を待たずに昇格を決めたい仙台にとって、ここしばらくは「アウェイでの戦い」が鬼門になっている。
ホームでは現在8連勝中だが、その期間のアウェイ戦は同じく8試合で、2勝2分4敗の成績。ホームの残り試合数では仙台が一番有利な状況であるため、あとは如何にアウェイ戦を制するかが、昇格の時期を決定するポイントになってくると考えられる。
今節の相手となるカターレ富山は、最終クールに入っての8試合で2勝1分5敗。「うだつが上がらない」とはこういう事を言うのだろうが、前節はキャプテンのMF上園がケガから復帰し、それまで3試合無得点だったチームを3得点の快勝に導き、一気に息を吹き返した感もある。こういうチームは、勢いに乗せるとやっかいなので、仙台は持ち味の堅守を武器に、相手を下位と思わず、しっかりと守備から入る強かさが必要になる。
聞けば、富山は今季の戦いにおいて、唯一勝ち点を奪えていないのが仙台だと言う。確かに、富山は上位喰いをしている印象がある割には、仙台は富山相手の今節の2試合は共に3得点の快勝であり、決して相性は悪くない印象だ。
だが、前節で3得点を奪い、快勝を収めた若いチームを侮る訳には行かない。相性の良さは敢えて忘れ、一戦必勝で臨みたい。決して大量得点である必要はなく、今節もしっかりと無失点勝利を収める事に期待したい。
富山が今節、仙台に対して最大限に注意を払ってくるポイントがあるとすれば、「仙台に早い時間帯で得点を許さない事」だろう。ご記憶の方も多いとは思うが、第一クールのアウェイ戦では、開始0分(44秒)でFW中島が執念の押し込みゴールを決め、第二クールのホーム戦では、開始1分でキャプテン梁のゴールが決まっている。
このため、富山は過去2戦よりも、より慎重に試合に入ってくる可能性もある。仙台としては、それに合わせて前半を0-0で凌ぎ、後半勝負に持ち込んでも構わないとは思うが、FWソアレスが出場停止から復帰する事を思えば、必ずしも「相手に合わせる」必要はないかもしれない。過去2度の対戦と同様に、前半キックオフからボールを積極的に繋いで攻め込み、ソアレスのテクニックに期待するのも、悪くはないだろう。
ところで、ソアレスと言えば、前節の出場停止は、実は「良い休息」になったようだ。情報が上がってこなかったので、恐らくどなたも知らなかったと思うのだが、ソアレスは前回出場時のアウェイ甲府戦(この試合で4枚目を貰い、前節熊本戦を欠場)で、既に太ももにケガを負っていたとの事。痛みを隠して甲府戦でプレーし、先制点を奪ってみせたのだから、凄いとしか言いようがない。
「もし、熊本戦を無理に出場していたら、ケガが悪化していたと思われる-」
という手倉森監督のコメントにもあるように、熊本戦はソアレスを「休ませて正解」だったと言える。ソアレスを休ませた上で、熊本戦はセットプレーからの1点を守りきって勝利し、そしてチーム得点王のソアレスがケガから復帰。なんと、出来過ぎなストーリーなのだろう。
だが、ソアレスが「危険」である事は、富山側も充分に承知の上のはず。当然ながら、ソアレスに極力ボールが渡らないように、中盤で徹底的に仙台側のボールを潰しにかかってくるものと思われる。
そこで気になるのが、富山のプレースタイルだ。富山は、ハードワークとインターセプトを持ち味とし、それに飲み込まれたチームが、富山相手に勝ち点を取りこぼす結果を招いてしまっている。中盤でテクニカルにボールを繋ごうとすると、富山にそのボールをインターセプトされ、カウンターから失点を喫する可能性も無くはない。
こういうチームを相手に勝機を見出すには、「相手の勢いを、より高い技術でいなす」のか、「相手よりも気持ちと勢いで負けない」のか、どちらかしかない。欲を言えば、技術で相手の勢いを翻弄したい。が、必ずしも仙台は、技術で大きく相手を上回れるチームではない。相手の出足が良いと、アッサリとそれに飲み込まれ易い、メンタル的には決して強いとは言えないチームである事も、併せて認識はしているつもりである。
やはり、今節の富山から勝ち点3を奪うためには、「気持ち」で負けてはいけない、という事になるだろう。気持ちで負けないプレーが出来れば、あとはソアレスや梁が何とかしてくれる。
早いもので、今季もあと9試合。開幕戦のアウェイ札幌戦で、菅井の決勝弾が決まったのが、つい先日のようにも思える。あれから半年。世の中は収穫の秋だが、仙台に訪れるのは「昇格の秋」にしたいものだ。
ここから先は、一戦一戦の勝ち点3の重みが、その比重をより大きくしてくる。勝利を重ねる度に、昇格達成への実感が少しずつ大きくなってくるが、まだまだ何が起きるか判らない。3位争いに飲み込まれないように、着実に勝ち点3を積み重ねていきたい。
今季、2度の対戦成績など忘れ、気持ちを新たに、目の前の敵をしっかりと叩こう。ホーム8連勝の雰囲気と気持ちを、是非ともこの一戦に持ち込んで欲しい。場所はアウェイでも、心はホームのつもりで。
勝ち点3ほど、サポーターにとっての「甘い果実」は無い-。
■サッカーブログランキングに参加しています、ご協力をお願いします■ ![]() にほんブログ村 |