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直近の6戦の成績が、5勝1敗。
こう聞いて、いったいどこのチームなのか、ピンと来る人が居るだろうか?正解は、ザスパ草津。エースストライカーの都倉賢を擁し、ここへ来て佐野イズムがようやく浸透してきたかに思える "北関東の新たな雄" は、第三クールの中盤に入ったあたりから、急激に成績を伸ばし始めた。
第40節甲府戦から第43節横浜FC戦までを、クラブ記録タイの4連勝とし(4連勝は昨年に1度、達成している)、クラブ新記録の5連勝を掛けた鳥栖戦こそ星を落としたものの、その翌節の岐阜戦でも都倉の決勝ゴールで1-0とし、強かに勝利を積み重ねている。
なんと草津は、クラブ新記録の5連勝を達成した鳥栖と、実に「4連勝同士の対決」という熾烈な戦いを演じて来ていたのだ。その直接対決こそ鳥栖に軍配が挙がり、クラブ初の5連勝という栄冠は鳥栖の頭上に輝いたものの、そこで「折れない」のが、最近の草津の強さなのだろうか。
仙台としては、昇格圏を狙えるギリギリの5位に居た鳥栖との直接対決を終え、やれやれと思っていたのも束の間。実は、非常にやっかいな「伏兵」がこんなところにも潜んでいたのだった。この3連戦は、実は「難敵との連戦」だった格好である。過去に敗戦を喫した事のない、相性の良い数少ない相手ではあるものの、調子を上げて仙台に乗り込んでくる今節。草津としては、「今度こそ仙台を撃破するぞ」と言わんばかりの鼻息の荒さを以て、挑んでくるに違いない。
そんなチームを牽引するのは、もちろんエースストライカーの都倉賢。現在、得点ランキング2位の21得点を記録し、リーグ終盤へ向けて、まだまだ得点を量産しそうな勢いだ。仙台としては、まず、この男をどうやって止めるのかを考えなければならない。ハーフナーというターゲットを欠く鳥栖を撃沈し損ねた直後であるが、今度は、都倉というターゲットを擁する草津を迎えなければならない。しかも、相手は中3日、こちらは中2日。疲労回復度の面を見ても、分が悪いのは明らかである。
そして、草津にはもう一人、警戒しなければならない選手が在籍している。
MF34・小林竜樹。今年の8月に湘南から草津へ期限付き移籍し、第39節の東京V戦で初ベンチ入り。そこで初出場を果たすと、続く第40節の甲府戦で、いきなり草津在籍初ゴールを記録し、そこから3戦連発の怒濤の4得点。その後の得点こそ生まれていないが、この3戦の間に都倉に生まれたゴールが僅か1得点だった事や、小林の草津在籍初ゴールが甲府戦のもので、ここからチームが4連勝を記録した事を考えると、明らかに小林は「草津の救世主」となっている。
前節の岐阜戦こそベンチ外となっているが、それまでは連続してベンチ入りを果たしていたため、首脳陣の信頼は厚いものと思われる。もし、前節の岐阜戦のベンチ外の理由が「負傷や不振」によるものでなく、単なるターンオーバー的な起用によるものであれば、間違いなく、仙台戦には出てくるものと考えられる。もし出てくれば、都倉と共に、最重要警戒選手と言えるだろう。
そんな草津を、ホームに迎える仙台。鳥栖戦の激闘から中2日と、主力選手のリカバリーくらいしか出来ない日程ではあるが、データだけを見れば、今季、中2日の試合は無敗・ホームでは現在9連勝中と、実に心強いものがある。
データだけでなく、チーム状況にも目を向けてみたい。前節、8戦ぶりにサーレスが復帰し、いきなりの復活ゴールを挙げた。ソアレスにしても、長めのコンディション調整から復帰しいきなり復活ゴールを挙げたりする場合もあった。仙台というチームは本当に選手を「万全になるまで起用しない、万全の状態で起用するから即結果に繋がる」という状況に持って行くようになってきており。これはおそらく、手倉森監督の意向のはずであるが、それにしても見事にハマっている。中島の起用にしても、「ここぞ」というところで彼にゴールが生まれており、起用のタイミングの良さには、感心させられるばかりである。
そして、出場停止だった渡辺広大の穴を埋めて余る活躍だった、CB木谷。おそらく今節は、中2日という事もあり、渡辺の先発復帰が濃厚と思われるが、それでもベテラン木谷の活躍に、改めて渡辺は奮起を促されたに違いない。少しでも調子を落とせば、即、木谷にポジションを奪われるという危機感が、彼の能力をフルに発揮する好材料となるだろう。復帰するならば、今節の活躍にも大いに期待したい。
この試合の見所としては、やはり、如何にして「ストップ・ザ・都倉」を実現するかという事と、そしてもう一つ、驚くべきポイントがあった。
冒頭で挙げた、直近6戦の「5勝1敗」という成績の中で、失点がなんと2点しかないのだ。仙台の直近6戦の失点が4点である事を考えると、今現在「堅守」なのは、実は草津のほう。もちろん、相手の攻撃の出来にも左右される話ではあるが、草津は、攻撃面で「都倉+αの小林」という色合いを出す一方、徹底して守備を再構築した可能性も高い。もしこれがブラフでなければ、仙台は、草津から得点をどう奪うか?という点を、もう一度見つめ直さねばならなくなる。
そこに「風穴」を開けてくれそうな材料としては、復帰したサーレスと、若干のコンディション調整中と思われるソアレスの出来次第、という事か。もちろん、2列目の梁と関口の縦横無尽な運動量と、ボランチ千葉・富田の飛び出し攻撃参加や、左SBの朴柱成の度肝を抜く攻撃参加も必要である事は言うまでも無い。CKのセットプレーとなれば、エリゼウや渡辺にも得点を期待したいし、最近お目に掛かっていないが、FKからの梁の得点力も、相手にとってみれば「危険な武器」には違いは無いだろう。
都倉を止めつつ、6試合2失点の「堅守」をどう打ち破るかが焦点となりそうな一戦。まず、「これまでの草津の印象」を一度捨て去り、新たな敵と戦うくらいの気概で臨んだほうが、丁度良いのかもしれない。
今季最後の、ミッドウィーク・ナイトゲーム開催だが、順位表に目をやれば、絶対に落とせない星である事は明白。内容に関わらず、どうしても結果が欲しい一戦である。アウェイ鳥栖戦で勝ち点を2つ落とした分、ホームでの連勝を伸ばす重要性が更に増した。この試合と、続く日曜日の札幌戦の結果如何によっては、J1昇格にリーチが掛かる可能性もある。(※因みに首位のC大阪は、最短で10月25日に決まる可能性が残っている)
10月21日のホーム草津戦と、10月25日のホーム札幌戦。この5日間で、昇格レースの行方がほぼ決する可能性もあるのだ。なんとも濃密な5日間が、今、始まろうとしている。
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