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仙台1-0札幌 昇格に王手!仙台は仙台らしく、揺るぎのない戦い方で、またも続いたアクシデントをものともせず、自らの手で大きな一勝を手に入れた。昇格への勝ち点マジックは、8から5へ。

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※当サイトにて、ランキングシミュレータを公開中です。今節終了分は以下のURLからどうぞ。
http://achtsendai.net/vegaltanote/rankingsimulator2009j2/leg47.aspx

前日の熊本-湘南戦の結果において、湘南がまさかの0-1敗戦。

これを受け、仙台は、札幌に勝てば「4位に6差」という、この上ない有利な状況を手に入れる事ができる事が判明。少し前に書かせて頂いたフレーズの中に、「3位争いに巻き込まれるのか、それとも3位争いから距離を置いた位置に居られるのか」というものがあったが、まさに今節、その分岐点の岐路に立たされた仙台。

どちらを選択したいかは、もちろん決まっている。だが、選択したい道を乗り越えるには、北の大地より来仙している、赤黒の勇者を倒さねばならない。

第47節、ベガルタ仙台vsコンサドーレ札幌。勝てば、2位以上の地位をまず安泰とし、負ければ、再び混沌の中へ身を投じる事になる、世紀の一戦となった。

これまでの仙台なら、こういった「勝てば××」という試合は、尽く落としてきた。それは、試合後のキャプテン・梁のコメントにもある通り、サポーターが、そして選手たち自らが、ここ数年、感じてきた事でもあった。

「この一戦が、リーグ戦残り4節の行方を占う」

誰かが言葉にする事もなく、この事は、仙台というチームに関わる全ての人の脳裏を過ぎった事だろう。「勝って欲しい」その想いを双肩に乗せ、12時30分過ぎのキックオフの笛が吹かれた。

仙台としては、平瀬の負傷離脱を欠き、先発起用される中島がしっかりと動けるのかどうか。そして草津戦に引き続き、チーム全体の連動性を損なわずに、相手を圧倒する試合展開が出来るのかどうか、という点がポイントだった。

だが、その圧倒性の「潤滑油」でもあった、DF朴柱成が、前半途中に負傷のため、急遽交代を余儀なくされる。前節の平瀬に続き、今度は朴までが前半で途中交代。前節に続き襲い掛かるアクシデントだったが、ここは一柳を入れ、なんとか前半を凌ごうと試みる指揮官。だが、決して朴の不在は、仙台の攻撃力を損なうものでは無かった事を、私たちは、試合終了後に確認する事になる。

勝って欲しい。前半を0-0で終えた試合でも、後半の1得点を決勝点としてきた試合は、今季、数多くあった。今節も、そのような展開になりますように-。

後半がスタートし、始めの数分間をみて、その「想い」は、次第に確信へと変わった。得点こそ奪えていなかったが、まるで草津戦の続きを見ているような、実に追い付いた、連動性のある、組織的なサッカー。時折みせる、相手の突破のチャンスの目は全て潰し切り、「札幌の好きにはさせない」という叫びが聞こえんばかりの集中力と運動量で、相手を前線からプレッシングし続けた。

だが、後半に入り、札幌側にも動きが。4-1-4-1で臨んできた札幌の布陣に、後半10分、変化が現れる。FW宮澤を、MFハファエルに変えると、状況に変化が。中盤でハファエルがボールを収めるようになると、セカンドボールも札幌に流れるように。少しずつ流れが札幌に傾きかけてきたのを、指揮官は敏感に感じ取り、こちらも流れを変えるべく、後半15分。満を持して、中原を投入。仙台も反撃の機会を伺う。

その後、ハファエルの強引で強烈なシュートが枠を外れるというラッキーもあったが、中原投入後に、仙台の左サイドからの攻撃が機能し始めるようになってきていた。MF富田が、DF朴を欠いた左サイドに流れ、そこからのセンタリングを、梁が、後方からの走り込みでこれに合わせようとしたが、失敗。だが、仙台の目指す「得点の形」は、そこから僅か数分後に訪れた。

点を獲ろうと、前掛りになっていた札幌の最終ラインの左裏側へ、絶妙のロングボールが出る。これに反応した関口が、後方から走り込んでくる中原の飛び出しに合わせて、ゴール前へ絶妙の斜めのクロスを入れた。

中原からみれば、後方からの少し難しいボールだったが、これに見事に「足」を合わせ、GKの虚を突く軌道へと角度を変更。GKの反応を許す間もなく、ボールは札幌ゴールネットを揺らした。

前掛かりになっていた相手の裏を突く、カウンター攻撃のお手本のような得点劇。中原のシュートの体制こそ、決して簡単なものではなかったが、あそこまできちんと相手を崩す技術は、既に仙台のものであり、あとは誰かのゴールが決まるのを待つだけの状況ではあったが、このタイミングで、中原がそれを決めてくれた。

中原、今季10得点目。全て途中出場からのもので、しかもこの10得点目は、珍しく「流れの中から足で決めたもの」である。(PKの得点もあるが、それは考慮していない)

この後も仙台は、前半と変わらぬ守備の集中で、仙台ゴール前に鍵をかけ続けた。終盤にかけ、危ない場面も何度か訪れたが、最後は、「札幌が古巣」のGK林が立ちはだかり、最後まで「旧友」にゴールを許さなかった。

後半ロスタイムの3分も、あったのかなかったのか判らないほど、時間が過ぎるのが速く感じられた。

試合終了を告げるホイッスルが鳴らされたとき、仙台は、自らの手で「昇格王手」の権利を掴み取った。前日、3位・湘南が敗れるという波乱を受け、もう一つのライバルである甲府がもし鳥栖に勝ったとしても、仙台はこの試合に勝てば、次のような「昇格条件」を手に入れる事が確約されていた。

第48節・水戸戦に勝利した上で、同日の湘南・甲府が揃って引き分け以下に終われば、その時点で仙台の昇格が決定する-。

そしてチームは、この「条件」を、自らの力で手に入れた。過去を思い返せば、J2降格後、このような「昇格の条件」など、シーズン中で、まだリーグ戦を何節か残す状況で手に入れる事など、一度もなかったのだ。この点においても、昨年以降からのチームの成長を感じるところもある。

この1週間は、実に濃密なものであった。僅か1週間前には、アウェイ鳥栖戦があり、その戦前では、まだ試合が7節も残っていた。結果を出さなければ、この一週間で「昇格圏外」という地獄のどん底に突き落とされる可能性もあったのだが、ホーム連戦という日程上の幸運にも見舞われ、終わってみれば、他力の条件付きながら、昇格に王手を掛ける位置まで、一気に上り詰めていた。

昨年までなら、ここまでトントン拍子に勝ち点の上積みなど、あまり期待はできなかったかもしれないが、それをしっかりと達成するあたり、チームの成熟度の高さを感じる。これも一重に、昨年の入れ替え戦敗退の悔しさを味わった賜物だろう。

思えば、10月のホーム3戦は、ただの1点も相手に許さず、全て完封勝利だった。これも、15周年記念ユニ効果なのだろうか?あまりにも縁起が良いため、何らかの形で再利用する可能性を残せないものかと思ったりもするが、まずは、次のホームゲームであるC大阪戦より、私たちのベースカラーである「ベガルタゴールド」に、ユニの色は戻ることになる。もしかしたら、縁起が良いのは、ゴールネットの色のほうかもしれないし。

もうここまで来ると、早くその「瞬間」に出会いたいという気持ちの逸りも無くはないが、残念ながら、その可能性のある次節・アウェイ水戸戦までの間に、天皇杯・3回戦を挟む。

#当ブログでは、天皇杯についてはレポートのみとさせて頂くので、次回はおおよそ一週間後の更新となる事をお許し頂きたい。

その代わり、筆者は、この天皇杯3回戦・大宮戦を、現地観戦してくる予定でいる。映像で確認できないので、詳細なレポートは難しいと思われるが、少なくとも、「現在のJ1チーム」相手に、どこまでやれるのかを確認できるだろう。この貴重な機会を、来季へ向けた実力の秤どころと考え、しっかりと観てこようと思っている。

J1・J2共に、リーグ戦との日程間隔が空く為、その気になれば、トップチームの選手をフルメンバーで出す事は可能だろう。双方とも、リーグ戦で疲労度の高い選手は休ませると思われるが、罰則こそないものの、今年は天皇杯にもベストメンバー規定があり、極端に戦力を落として臨む事はしないと思われる。

仙台としては、おそらく、一番疲れていると思われるのは、2列目の梁と関口の2人か。梁は休ませるかもしれないが、関口はおそらく、2回戦同様、出場するものと思われる。

筆者個人の意見としては、梁には、天皇杯は休んで欲しいと思う反面、フルメンバーを大宮にぶつけてみたいという「欲望」も。

現在、J1リーグ戦15位の大宮。順位こそ下位だが、16位以下のそれとは大きく勝ち点差を引き離している。また試合映像などをみると、あの浦和を0-3で圧倒して勝利するあたり、非常に怖い存在ではある。が、もしここを勝ち切る事ができれば、その先には、FC東京や、横浜F・マリノスや、川崎フロンターレといった、J1の強豪との対戦が待っている。

まぁ欲張らずに、まずは、大宮戦。できればそこでしっかりと「結果」を出し、その勢いを、アウェイ・水戸戦へ持ち込み、決まるものなら、ここで「決めて」しまいたいものだ。

"悲願" 達成へ向け、ちょっとだけ息抜きの時間。だが天皇杯も、貴重な対戦経験の機会。始めから「勝つ」つもりで、これはこれで、万全の準備を。どのようなメンバー構成としてくるのか、指揮官の判断が楽しみである。

 

 #初出時、中原のゴールに対し「今季初の足での得点」という意味の記載をしましたが、55氏の指摘により、第38節・岡山戦にて、足でゴールを決めている事を確認しましたので、本文中の表記を、「初めて→珍しく」と、事実誤認にならないように変更させて頂きました。55氏の指摘に謝意を現すと共に、掲載内容の間違いを改めてお詫び申し上げます。

 




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