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第10節vsFC東京戦プレビュー リーグ中断前、ラスト3。決定力の課題を残しつつも自分たちのサッカーを取り戻しつつある仙台だが、最終ラインの顔触れに"異変"あり。守備陣の入れ替わりを受けても、やりたいサッカーを敵地で貫いた上での先制点、そして追加点が求められる一戦。

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4月の清水戦以降、決定力への課題を克服できていない仙台。もっとも、今すぐに解決できるような初級問題というものでもないため、現実的な対応案として、守備をより強固にした上での「数少ないチャンスを如何にモノにするか」という点に集中したかったところだったが、ここへ来て、最終ラインの"異変"という要素も絡んできてしまった。

センターバック・エリゼウが、今週の練習中に腰を痛めたらしく、チーム遠征の帯同から外れたとの情報が入ってきた。既に仙台の最終ラインは、前節のC大阪戦で菅井を負傷で欠く事態となっており、この上、エリゼウを欠くとすれば、前節から2人も最終ラインの選手が替わる事になる。

このため、今節の最終ラインの予想は、右から田村・渡辺・鎌田・朴柱成の構成。渡辺は突然の先発復帰となる見込みだが、元々は先発陣の一角であり、必要以上の心配はしないほうがよさそう。また、菅井に替わって起用が見込まれる田村も、C大阪戦で見せたドリブル突破などのシーンからも見て取れるように、チャンスメークへの意気込みは充分。今節も大いに期待したい。

前節から、最終ラインが2人も替わってしまうという状況の変化はあるものの、移籍後初ゴールを決めたDF鎌田に刺激を受け、渡辺も田村も「次は俺が」と、鼻息を荒くして試合を待ち望んでいるものと期待している。

ただ、エリゼウを欠く試合自体は、リーグ戦では、今季初めてとなる。若干の不安を感じなくもないのだが、この点に関しての唯一の拠り所は、鎌田と渡辺のセンターバックの組み合わせは3月31日のナビスコカップ初戦(アウェイ・新潟戦)でテスト済みという点。この試合は0-0のスコアレスに終わっているが、リーグ戦で下位に沈む新潟が相手だったとはいえ、ここでの無失点は、今節への布石となってくれる事だろう。

もちろん相手こそ違う訳だが、最終ラインがやらなければならない事は、試合によって大きく変化するものではない。よって、サポーターの目線的には、この2人を信じて期待するしかない部分ではある。むしろ、昨年の天皇杯で、FC東京と対戦している渡辺が先発に入る事は、決して悪い事ではない。対戦相手との対峙経験は、ある程度の自信となってプレーに現れるはず。J1再昇格初年度の仙台にとっては、こんなところでも頼れるものは頼り、少しでも自信を付けて試合に臨みたいところである。

さて、今節も先発が予想される、2トップの中島・中原。この2名は、相変わらず得点を獲れないでいるにも関わらず、先発を任され続けているため、筆者も含め、疑問を大いに呈したい諸氏も少なくはないと思う。

もはや「ゴールへの期待感」だの「メンバー固定による連携の深化」だの、彼らがゴールを奪えない事に対する言い訳を聞きたいとは思わない。例えJ1だからと言って、結果を出せないフォワードが先発を任され続ける事が許される訳ではない。そもそも、ゴール以前に、シュートが枠に飛んでいないのだから。

なぜ、もっと2トップの組み合わせを試そうとしないのか?平瀬や、フェルナンジーニョでは何故ダメなのか?

現在の仙台の2トップの起用法を見ていると、まるで「フォワードというポジションではなく、あくまでも最前線のミッドフィルター」という認識のほうが、合っているのではないか?と思える時さえ出てくるのだ。

もしかしたら、仙台は実は「実質ゼロトップ」なのではないだろうか?つまり、始めからエースストライカーという存在の台頭には期待せず「得点は誰が獲っても良い」というチーム指向性に則り、必ずしもフォワードというポジションに、過大な得点能力は期待していないのではないだろうか?

そう考えれば、中島・中原を起用し続ける意図も、意外に納得できてしまうのだ。

これは決して、皮肉などから言っているのではない。本来なら、もっとチーム内のポジション争いを激化させなければならないはずなのに、同じ選手を起用し続ける事への不信感から来るものである。極端な事を言えば、2~3試合で1点も獲れないようなら、フォワードのポジションであれば、他の選手へ先発をチェンジし、チャンスを与えるべきであろう。

少なくとも、最終ラインは鎌田という新戦力を起用し、そして彼は結果を出した。そう、ポジション争いは、やはり結果を産むのだ。彼のゴールが無ければ、チームは4連敗を喫していたのだ。であれば、攻撃陣にも、同じ効果を求めたい。

ワールドカップによるリーグ中断まで、あと3試合。特にこのFC東京戦は、不調に苦しむチームを相手に、如何に仙台らしいサッカーを貫いて先制点を奪い取るかを、もう一度試される試合となる。そして先制点のあとは、必ず追加点を奪う努力をしなければならない。

今季、ここまでの試合の流れを見て思った事がある。それは、「J1の舞台では、常に1失点は覚悟の上で臨まなければならない」という事。つまり、勝つためには2得点が最低ラインという考え方である。

1点しか獲れなかった場合には、引き分けを覚悟。そして無得点に終わった場合には敗戦を覚悟しなければならない。

昨年、J2の舞台で堅守を誇った仙台ですら、J1では、毎試合のように1失点はしてしまう。そしてそれは、決して仙台だけの話ではなく、他のJ1のチームを見ても、同じ事が言えるのだ。

今節の対戦相手となるFC東京にも、同じ話は当てはまる。最近の数試合のFC東京の結果を見ると、やはり厳しい状況である事が判る。リーグ戦で2得点を獲った試合は、第4節のアウェイ大宮戦のみ。しかもこの時は、大宮側に2名もの退場者が発生し、数的優位に立ってのものであった。しかもその2名が、アン・ヨンハとマトでは、大宮もさぞ苦しかった事だろう。

このように、昨年のナビスコカップの覇者であるFC東京でさえも、1試合で2得点を奪う事に苦心している。だがそれは、翻って考えれば、やはりJ1で生き残るためには、1試合で2得点以上は必須課題なのだ。事実、現在の首位~7位(仙台は8位)までのチームを見ると、2点・3点と相手から奪い取って勝利を収めるチームが凌ぎを削っている。

そこへ食い込むだけの力を出さない事には、あっという間に降格圏に飲み込まれてしまうのだ。

リーグ序盤で機能した、セットプレーからの得点にも、最近は頼れなくなってきた。相手のこちらに対する研究も進んできている証拠だろう。

ただ、ここへ来て、少しだけ期待度が上がっている事もある。それは、仙台の撃つシュートが、少しずつではあるが、枠を捉えてきているという事だ。

前節のC大阪戦を見ると、もちろん得点に繋がったDF鎌田のシュートはもとより、太田や千葉の見せたシュートシーン(枠を捉えたもの)などは、J1の他の試合でも良く見かける、期待度の高いシュートシーンと同格に見えた。相手キーパーの好反応さえなければ、充分に決まっていたと思われるものだっただけに、今節も、太田や千葉には期待したい。

今はとにかく、少しでもシュートの精度を上げて、ゴールに繋がる可能性を高めていくしかない。そのためには、シュートが枠に飛ばない選手を先発で起用するべきではないのだが、、、。

前節のC大阪戦に関しては、正直、勝てると思っていなかった事を、レポートで書かせて頂いた。

だが、そのC大阪戦の内容を見る限り、今節は、少しだけ、勝利への渇望が湧いてきている気もする。おそらく、今節も得点は挙げられるだろう。但し、勝つためには、やはり2得点は必要と考える。例えそれが、無失点試合であったとしても、である。失点を喰らう前に、何としてでも2点目が必要だ。その意識を以て、常に先制点、そしてマルチ得点を渇望し続けられるかどうか。その意識の高さが、実際にゴールを呼び込む気迫となって現れるのではないだろうか。

今節に続く名古屋戦・浦和戦へ期待を繋ぐためにも、今節、筆者が求める勝利内容は、2-0、もしくは2-1である。

ワールドカップ開催による中断まで、もう時間がない。今のうちに、いくらかでも得点と勝ち点を上積みし、仙台の向かうべき方向性を見出したい。

ちょっと短めに感じた、今年のゴールデン・ウィークも、残すところ、あと1日。良い連休だったとサポーターが思えるような、好感の持てる試合内容と、結果が出る事に期待したい。




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