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第11節vs名古屋戦プレビュー FW平瀬、初先発濃厚。得点のとれないフォワード陣にもとうとうメスが入り、全員サッカーで勝利を目指す一戦。日本代表・岡田監督来場の去就の行方は未だ不明も、代表選手の多い名古屋を相手に、ホームアドバンテージを最大限活かして、一ヶ月ぶりの勝ち点3を奪いたい。

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3連敗のあとを2分とし、少しずつではあるが調子を取り戻しつつある仙台。今節の相手は、GK楢崎・DF田中マルクス闘莉王・FW玉田など、現役日本代表を多く擁する名古屋グランパスである。ワールドカップに向けた代表選手の選出発表直前とあって、日本代表・岡田監督がこの試合を観戦に来るとか来ないとか、イマイチはっきりしない噂も飛び交っている。

もっとも仙台としては、岡田監督の来仙の有無に関係なく、襲来する強豪を如何に粉砕するかに腐心したい。もし岡田監督が来るとなれば、代表候補の選手は良いところをアピールしようと奮起するだろうが、個人プレーに走るような事でもあれば、仙台はその隙を突いて返り討ちも狙いたいところだ。

ところで、今節の名古屋は、出場停止選手こそ居ないものの、負傷の影響により、FW玉田・MF金崎・MFマギヌンの3選手はベンチ入りも出来ない様相。相手側の主力に負傷選手が居るのは幸運かと思いたくなる半面、それでも名古屋には、ケネディ・ブルザノビッチなどの外国人は健在。そして、元浦和コンビである、田中マルクス闘莉王や三都主アレサンドロなどの豪華な選手層にも支えられ、ここまで6勝1分3敗の3位と、充分に優勝を狙える位置をキープしている。

ところで、直近の5試合で2分3敗としている仙台に対し、乗り込んでくる名古屋は、2勝1分2敗としており、(対戦相手の広島のACL日程の影響で、第4節を4月21日に消化している)思ったより勝ち星を延ばしていない。そして、その勝ち星を挙げた2戦を見ると、

第8節 4月25日 vs セレッソ大阪戦:後半ロスタイムの玉田のゴールが決勝点
第9節 5月01日 vs モンテディオ山形戦:後半ロスタイムの闘莉王のゴールが決勝点

となっており、実は、決して楽な試合運びが出来ている訳でもない事が伺い知れる。

そんな名古屋を、ホームに迎える仙台。こちらも決して調子が良い訳ではないが、ホームでのサポーターの後押しを後ろ盾とし、会場の雰囲気も含めて、相手を圧倒した試合展開を繰り広げたい。

今節のポイントとなるのは、中原に代わって先発出場が濃厚な、FW平瀬の存在か。昨年からの腕の負傷の影響もあってか、今季は少々出遅れていたものの、前節のFC東京戦で試合終了間際にようやく今季初出場を果たし、ようやく戦力として戻ってきてくれた。

平瀬が出られるのであれば、前線でのタメを期待できる事から、中原へのハイボール一辺倒だった攻撃のオプションに厚みが増すというもの。もっとも、中原が前節のFC東京戦で鎖骨を痛めた事への対応という意味合いも多分には含まれるとは思うのだが、それを差し引いても、今節、平瀬に期待したいものは限りなく大きい。

まず、中島-中原の2トップの場合は、「中島の飛び出しに期待しての、裏へ一発で抜けるようなロングボール」と「中原の頭をターゲットとしての、後方からのハイボール」という狙いが主軸となっていた。つまり、中島のスピードや中原の高さを活かした、カウンター系の攻撃に期待していた。事実、最後に勝ったホーム鹿島戦では、中原の頭が起点となって2得点を挙げ、勝利の大きな要因となっていた。

だがその後、中島-中原のコンビは機能しなくなり、得点力が急速に衰えていった。その大きな要因としては、中原の高さを警戒してか、6節の清水戦以降、中原へのマークが非常に厳しくなった事が挙げられる。このため、前線での攻撃の起点を創れなくなり、攻めきれない展開を繰り返すうちに、相手に失点を許して敗戦というパターンに陥ってしまった。

3連敗のあと、2分とした試合においても、この傾向は決して変わっていないと感じている。では、なぜ引き分けながらも連敗を脱したかと言えば、センターバックが鎌田に代わった事により、最終ラインでの落ち着きが産まれた事によるところが大きい。元々、大崩れする事のほとんど無い仙台の守備陣だが、清水戦での大敗のあとは、流石に守備に乱れを感じていた。それが修正できないまま3連敗を喫し、そして鎌田の起用に踏み切った事が、逆に功を奏したものと考えられる。

このように、守備面に関しては、DF鎌田の起用によって改善されつつある。であれば次は、やはり攻撃陣へのテコ入れに期待したいところ、と思っていた矢先。FW平瀬の今季初先発濃厚の報が届いた。

この試合は、チームにとって、一つのターニングポイントに成り得ると考えている。ワールドカップによるリーグ中断まで、あと2試合。もし、攻撃陣に何のテコ入れも無いまま中断期間に突入してしまえば、軌道修正の方向が定まらぬままに、チームが迷走してしまう危険性も感じられたのだが、ここへ来て、前線でタメを創れる平瀬が先発するとなれば、2列目からの飛び出しが活きてくる可能性が高くなると考えている。

事実、前節のFC東京戦では、後半23分に中島を太田に代えると、中原を1トップに据え、2列目に関口・梁・太田の3枚を並べての「4-2-3-1」を試行。その効果の程は別としても、結果が出ないなら出ないなりに、選手の特長を活かす布陣をテストする姿勢には、評価の意を示したいと思っていた。

そして、今節の平瀬先発濃厚の報を受け、前線の更なる活性化を確信した。おそらくこの試合は、中島-平瀬の2トップで試合に入ると予想されるが、平瀬は中央に居座る事なく、サイドに流れて攻撃の起点を創ろうとすると思われる。そこに2列目の梁や関口、そしてサイドバックの朴柱成や田村(菅井はまだ難しいと思われる)が絡んで左右をえぐる事が出来れば、あとは中央で構える味方の決定力に期待するだけとなる。(その決定力が問題ではあるのだが・・・)

この試合、とにかく、決定機は数多く創れそうな予感はする。平瀬の存在感は、J2時代にも嫌と言うほど見せ付けられており、「さすがベテラン」と唸るような、華麗なパスワークや突破を時折見せる。その実力の程は、決してJ1の舞台でもまだまだ通用するはずだ。彼の経験や試合展開の読みの良さが、いよいよ発揮される刻が来たのではないだろうか。

そして平瀬には、ある種の決定力が備わっている事も忘れてはならない。昨年末の天皇杯・川崎F戦で見せた、延長戦での決勝弾のように、入りそうにない体制から、まぐれ級のゴールを決める時がある。そうでなくとも、彼がボールを持ってゴールを向いた時の期待感は、中島や中原の比ではないと感じている諸氏も、決して少なくないのではないか。

過去に何度、平瀬がボールを持ってゴールを向いた時、「決まってくれ」と思って、実際にその通りになったゲームがあった事か。仮にその場面を、ドリブル突破で相手GKとの1対1の場面だったとすれば、中島なら間違いなく、GK正面にぶつけるか、枠を逸れるシュートしか撃てない。だが平瀬の場合は、ぎりぎりまでGKの動きを読み切り、GKが一番反応しにくいコースを、きちんと狙ってシュートを撃てるのだ。その結果、2008年と2009年の2年間で、J2ながらなんとリーグ戦19得点(昨年末の天皇杯・川崎F戦の決勝ゴールを含めると20得点)という、仙台の攻撃陣の中では、梁に続く驚異的な決定力を見せて来た選手である。

今、仙台に足りない"決定力"を持っている選手が、実はちゃんとここに居たのではないのか?昨年からの負傷の影響もあって出遅れ、また、若手の中島や中原に期待したい指揮官の思惑もあって、今季の仙台は、中島-中原で試合に入る事が多かったが、ここへ来て、中原が鎖骨を痛めた事がきっかけとなり、平瀬に出番が廻ってきた格好。だが、決して中原の代役という意味合いではなく、低迷する攻撃陣のカンフル剤の役割として、平瀬の先発起用が"最適解"となる事に、多いに期待している。

ゴールデンウィークの余韻がまだ残る週末ではあるが、一ヶ月勝利の無い仙台にとって、とても"黄金週間"とは言えない状況が続いている。

今節も、決して楽な相手で無いことは明らかなところではあるが、鹿島戦の時の雰囲気をサポーター全体でもう一度作り出し、チームを勝利に導く空気を作り出せば、日本代表級の選手が揃う名古屋が相手であっても、充分に渡り合えるところを、この試合で是非とも証明したい。

前節の名古屋は、アウェイで浦和に逆転負けを喫しており、また、岡田監督がこの試合をチェックするという情報もある事から、相当気合いを入れて臨んでくる事は必至。かつ、個の力を比較すれば、仙台に分があると言える部分は限りなく少ない。だが、今節がホーム開催である事や、J1での経験豊富な平瀬の起用、そして何より、我らが至宝の梁勇基選手が、ワールドカップの北朝鮮代表として選出されたという報道があり、勝利へ向けた機運は、確実に名古屋の上を行っていると考えられる。

なお、当日会場へは、前述したように日本代表・岡田監督の来場の噂もあり(遠いのでテレビ観戦という情報もあるが)、また、今季Jリーグの「特命PR部 女子マネージャー」(なんやら良く判らない肩書きだが・・)の足立梨花嬢も来場するとの事。ただでさえ、ストイコビッチ監督やらDF闘莉王やらGK楢崎やらとタレント揃いの対戦相手だと言うのに、更にイベント性の高い要素が加わり、賑やかな試合開催となりそうではある。が、尚更勝利を収め、これら"珍客"にも仙台ここにありを脳裏に焼き付けて頂きたいものである。

まずは、時間は掛かってもよいから、先制点を挙げる事が大事。但し、名古屋を相手に無失点は厳しいと思うので、必ず追加点を狙う努力をする事。勝てるなら1-0もありかもしれないが、日本代表GKの楢崎から複数得点を奪えれば、浦和戦に向けて、この上ない自信となる事は間違いない。

この試合、最低でも"善戦"は期待できそう。あとはそれを、如何に"結果"に結び付けるか。その答えを握っているのは、先発濃厚なFW平瀬と、代表選出の決まった梁の奮起か。そして何より、1人でも多くのサポーターが、会場に来てチームを後押ししてくれる事に懸かっている。

聞けば、過去の名古屋との対戦の成績は、仙台の4戦4敗。以前に天皇杯でも対戦しており、この際も敗戦を喫しているので、公式戦5戦5敗となっている。

そろそろ、"ちゃぶ台を引っくり返す時機" ではないのか?

"その機は熟した"と、筆者は考えている-。




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