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浦和1-1仙台 不調チーム同士の対決は、双方オウンゴールの痛み分けで決着。復活しつつある堅守速攻スタイルでしぶとく先制点を挙げるも、まやもや逃げ切り失敗。勝ち点2を失ったのではなく、勝ち点1が妥当な実力相当だという事。この「1」を活かすも殺すも、次節・大宮戦次第。

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実は、筆者は現地参戦してきたのであるが、現地到着は、後半の試合開始のホイッスルが鳴った時間帯であった。このため、実際の試合観戦が後半10分頃からに限定されたレポートとなる。予め、ご了承をお願いしたい次第。

お盆期間の帰省ラッシュを軽視していた訳ではないのだが、キックオフまで6時間以上の余裕を持って、泉を出発したつもりだった。

ところが、ある程度予想されたUターンラッシュの渋滞のみならず、事故渋滞にも巻き込まれ、挙げ句の果てに、栃木県南部に発生した、ゲリラ集中豪雨にも見舞われる始末。宇都宮の通過までに、多大な時間のロスを産んでしまった。

まぁサポーターをやっていると、こんな事にも巻き込まれるものだ、と、安全第一で現地到着する事だけを考え、宇都宮付近からは、先ほどのゲリラ集中豪雨が嘘のような月夜の中、3車線になった東北道をかっ飛ばし、一路、浦和ICを目指した。

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現地に着いたころ、後半の試合開始のキックオフの笛が聞こえた。事前に携帯で、前半を0-0で終えた事は判っている。勝負は後半。この往路の労苦を忘れさせてくれるような試合内容と、結果に期待し、到着後、いきなり立ち応援を開始。

到着した安心感と、軽い有酸素運動のためか、一気に汗を掻き始める。だが、試合は筆者の汗が引くのを待ってくれない。前半の不観戦を取り戻そうと、声を出しながら、必死の想いで試合に喰い入る。

そんな矢先の後半15分。田村のミドルシュートがバーを直撃し、応援のボルテージが一気に上がる。

戦前に予想された通り、浦和は前半のオーバーワークが祟り、既に足が止まり始めていた感を受ける。仙台の運動量も落ちていなかった訳ではないが、浦和のそれと比較すると、明らかに浦和は、不調の元凶とも言われている「ミスの応酬」を繰り返し、仙台に何度もチャンスが訪れていた。

あとから試合のリザルトを見ると、シュート数は9本。たったそれだけ?と疑いたくなるくらい、仙台は後半、よく攻めていた。浦和の前半のシュート数が10本だった事を思えば、前半は0-0で凌ぐくらいの気持ちで、始めから堅守速攻を意識して戦っていたのだろう。勝負どころの後半で、前述の田村のミドルシュートを皮切りに、富田のエリア内シュートや、梁のFKセットプレーなど、仙台は、疲労が蓄積し始めるこの時間帯で、勝負を仕掛けるべく、猛攻に撃って出た。

しかも、ただがむしゃらにボールを前線に放り込み続けるだけでなく、ボールを後方で廻して、攻撃のリズムを掴もうとしている努力が見て取れた。イケイケに成りすぎて、中盤でボールをアッサリと失ってカウンターを喰らい続けた反省が、今日は良く改善されていたように感じた。

そんな展開で、迎えた後半24分。浦和サイドの左側にぽっかりと空いたスペースを関口が見付けると、そのスペースに走り込んでいたフェルナンジーニョに、絶妙のロングパス。オフサイドにならないように、慎重にタイミングに見計らって飛び出し、浦和の左サイドを大きくえぐる事に成功。DFを1人振り切ったフェルナンジーニョは、エリア内で緩めのマイナスのクロスを出したところ、浦和MF阿部勇樹の体にあたり、そのボールがそのままゴールへ転がり込んだ。

確実性を出すために、詰めていた赤嶺も必死に足を伸ばしたが、僅かの差で先にボールがゴールインしたと判定され、記録は仙台のオウンゴールに。

それでも、耐えに耐え抜いて挙げた先制点に、アウェイ席は大いに沸き上がった。

0-1 仙台、先制点。

この時点で、残り20分以上もあり、浦和の反攻がある事は、容易に予想が付いた。そう、問題は「ここから」なのだ。先制点を守りきり、1-0で逃げ切れるかどうか。双方のチームの運動量や、気温・湿度の高さを考慮すると、2点目を挙げる事は非常に厳しい状況に思えた事から、ここからの失点は、勝ち点2を失う結果になる、と、脳裏のどこかで考えていた。

(但し、浦和の不調を併せて考慮した結果、少なくとも、逆転負けは無いであろう事も予想した。)

そしてその想定は、悔しい事に、現実のものとなってしまう。

後半32分と34分に、疲れの見えるサヌと阿部勇樹を下げ、エスクデロと堀之内を投入してきた浦和は、不調ながらもなんとか仙台に追い付き追い越そうと、最後の猛攻に撃って出て来た。

前半にも見せていたと思われるポゼッションを取り戻し(※ここは実際の試合を観ていないので、予想の範疇であるが)、仙台のアタッキングサードの隙を伺いながら、次々と仕掛けてくる。その猛攻になんとか耐え凌いでいた仙台だったが、コーナーキックやそこからの自陣ゴール前での攻防を経て、とうとう同点ゴールを許すシーンが訪れる。

途中投入のエスクデロから、左サイド(仙台から見て右サイド)に張り出した宇賀神へパスを供給。そこから、間髪すらも入らない、素早いクロスがエジミウソン目掛けて放り込まれる。エジミウソンに、ほぼマンマーク気味に付いていたのは、田村だっただろうか。エジミウソンとの競り合いの結果、エジミウソンにボールを触れさせる事は防いだが、不運にも、跳ね返したはずのボールが、GK林の虚を突き、ループを描いてボールが仙台ゴールに吸い込まれてしまった。

1-1 浦和、同点。

この後、フェルナンジーニョを高橋義希に替え、足を痛めた田村を一柳に替えたため、太田や朴成鎬の投入は適わず。攻撃的な選手の投入が高橋1枚になった事で、仙台が勝ち越し点を奪う可能性は激減してしまった。

そして試合は、4分のロスタイムを経過し、そのままホイッスル。試合終了と同時に、双方の選手がピッチ上に倒れ込み、ある選手は腰に手を当てて苦しむ光景が、夏場の戦いの厳しさを物語っていた。

残念ながら、せっかくの先制点も、これを勝利に結び付ける事はできず、今節も勝利は適わなかった。不調に喘ぐ浦和を相手にしても、複数得点を奪う事ができず、また、どうしても、試合終盤にがら空きにしてしまう右サイドを使われる傾向も改善されていない。

結局、不調同士のチームの対戦結果らしく、お互いのオウンゴールというリザルトで終えた事は、極めて妥当な結果、と言わざる得ない。

ただ、正直言えば、「勝ちたかった-」。それが本音である。

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試合が終わり、チームコールが行われている頃、筆者の両手・両足を軽い痙攣が襲い、空腹、喉の渇き、そして軽度のめまいを覚え、立っていられなくなった。どうやら、脱水症状の初期症状に見舞われたようだった。

飲みきって空になった、コーラのカップを仕舞い込み、慌ててスタ内の水場を警備員に聞いて、歩けるまでに痙攣が治まった事を確認して、浦和美園の駅に向かって歩き出した。

その後、駐車したAEONタウンまで戻り、車内に置いておいた、ポカリスエット1.5Lをグイっと一服。ようやく、活きた心地が戻ってきた。

帰仙の車内で、同伴者・I氏と運転を交代しながら、落ち着いて試合を振り返った。その結果、筆者の考えとしては、

・勝ち点2を失ったというよりも、勝ち点1が妥当な内容と結果の試合
・フェルナンジーニョの持ち過ぎを含め、仙台の持ち味である、堅守速攻性が改善しつつある
・「逃げ切り力」の不足は、今後も致命的なポイント。早急に改善が必要

と、いったあたりを感じただろうか-。

とにもかくにも、不調を極めている浦和を相手に、アウェイで貴重な勝ち点1を奪い取ってくる事が出来た。勝てる可能性のあった試合ではあったが、オウンゴールで同点に追い付かれてしまった以外は、ゲームプラン通りに試合を進める事ができたと思う。3連敗を喫していた中、決して無駄な勝ち点など無い。たとえ1でも、リーグ終盤の残留争いでは、貴重な積み上げとなる。

ただ、この勝ち点1にどういう意味が付与されるのか。それは全て、次節の大宮戦に掛かっている。

大宮とは、昨季の天皇杯、今季のホーム開幕戦、そして今季のナビスコカップ予選での快勝のイメージがあり、相性の良さを感じる部分もあるが、同じ埼スタにて、不調の浦和をキッチリと1-0で下しているあたり、鈴木淳新監督の思想が浸透し始めていると思われる。次節は、今節のような相手のミスに期待は出来ない。当然ながら、先に並べた3試合は、いずれも鈴木淳新監督の采配ではない。新たなチームと対戦するぐらいの気持ちで、試合に臨むべきだろう。

決して勝った訳ではないのだが、兜の緒を締め直して、大宮戦に挑みたい。

また、次節から続く2戦は、大宮・湘南と、残留を争うチーム同士との連戦となる。赤嶺を2戦続けて先発起用し、そろそろ彼の「プラクティス」も終わった頃だ。

そろそろ「爆発」して頂こうか-。

さもなければ、私たちに待っているのは、再度の J2 降格という「烙印」なのだ。

# 初掲出時、浦和側の得点時にオウンゴールした仙台側の選手を、田村ではなく富田と記載していました。お詫びの上、訂正させて頂きます。




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