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ただ、この結果により、10月の連戦は回避。J1で唯一、リーグ戦に集中できるチームという属性を携える事になった。少なくとも、コンディション面では他のチームよりも優位に立てるだろう。(もっとも、そのコンディション面で充分にハンデを貰っていたはずの天皇杯で、ソニー仙台にまさかの敗戦を喫した事を考慮すると、決してコンディションだけで優位性を語るのは、些か気が引けてしまう部分もあるのだが)
しかしまずは、10月の話ではなく、目の前の一戦に集中しよう。
今節の対戦相手は鹿島。4月の宮城スタジアムの対戦では、フェルナンジーニョの2得点により快勝し、上昇気流に乗り掛かった。残念ながら、あの時の上昇気流は「あっと言う間に」消え去ってしまい、そこから14戦未勝利という茨の道を歩む羽目になってしまった訳であるが、またあのような道を、再び歩みたいとは思わない。
幸いにして、リーグ戦は2連勝で推移しており、決して気分的には悪くない雰囲気で試合に臨める。今度こそ降格圏に落ちないように、地道な勝ち点の積み上げが必要だ。相手は、怒濤のリーグ戦四連覇を狙う鹿島。決して楽に勝てる相手ではない。ミスは極力減らし、決して隙をみせないようにして、最低限、勝ち点1は持ち帰りたい。
相手は、4月の屈辱を忘れてはいないだろう。第1クールの雪辱を晴らす気で満々になっているものと思われる。今度は相手のホームでもある分、試合序盤から猛然と襲い掛かってくる事は、充分に予想される展開である。
だが、リーグ戦の再開というこのタイミングにあたって、両チームに、出場停止に絡むイベントが発生しており、この事は、試合運びに大きく影響するものと思われる。
そう、言わずとも知れている「仙台・関口訓充の出場停止開け」と「鹿島・小笠原満男の出場停止」の事だ。
天皇杯2回戦で、審判に侮辱行為を働いたとして、一発レッドを貰ってしまった関口だったが、幸いにして、ナビスコカップ第2戦でこの出場停止処分を消化する事に。気になっていたのは、理由が理由だけに「複数試合の出場停止」も考えられなくはなかったのであるが、金曜日のJリーグの発表を見る限りでは、関口は鹿島戦から復帰できる見通し。これは、リーグ戦に再び臨む仙台にとって、「事無きを得る事が出来た」最大のポイントである。
対して、鹿島の小笠原。試合のリザルトを見た限りにおいては、短い時間で立て続けに警告を貰ってしまった事による退場の判定だった。映像などでは確認していないため、この裁定が妥当なものだったかどうかは知る由もないが、これによって「仙台戦は出場停止」という状況は確定。
ただ、決して、小笠原が居ないからといって、「これで楽に試合を運べる」なんて余裕をかますつもりは毛頭ない。代役で出てくる選手にも、テクニシャンは大勢いる。だが、主力の小笠原が居ない事によって、周辺との連携にも少なからず影響はあるだろうし、また小笠原の決定力を考えると、将棋で言うところの「角落ち」ぐらいのハンデは貰えたかもしれない。
「角」が小笠原だとすれば、飛車は、、、やはりマルキーニョスだろうか。彼は、第一クールの仙台戦で、途中退場を余儀なくされており、誰よりも強くリベンジの気持ちを持っているはずだ。ましてや、小笠原を欠く一戦とあっては、より責任も強く感じている事だろう。仙台としては、決して「楽になる」とは、考えないほうが良さそうである。
というのは、相手云々以前に、仙台は現在、フォワード陣に多数のけが人を抱えている事がある。中島はもとより、ナビスコカップで朴成鎬と太田が負傷退場してしまい、中2日のこの鹿島戦の出場は難しい。また、期待の得点源である、フェルナンジーニョと赤嶺については、指揮官は「山形戦から」と名言しており、鹿島戦は、現有戦力で臨む公算が大。となると、フォワード陣で元気なのは、中原と平瀬だけ。プラス、朴成鎬の復調次第という事になる。2トップの先発を、朴成鎬と中原の起用だとすると、控えのフォワードは平瀬のみ。古巣との対戦になるため、平瀬が予想外な奮起を見せてくれる事に期待はしたいものの、この状況では、後半の勝負どころで投入できる攻撃力に、些かならぬ不安が漂ってしまう。
この問題に対し、指揮官はどうやら、仙台大学の特別指定選手・奥埜を帯同させる事も検討中。もし、この鹿島戦の舞台で出場が適えば、念願のJ1リーグ戦初出場という事に。今季、どこかで彼のプレーを「リーグ戦で」見てみたいと思っていたサポーターは、決して少なくはないだろう。もしかしたら、この鹿島戦で、その希望が適うかもしれないのである。
ただ、少々心配なのは、仙台というチームは、ベストメンバーから顔触れがほんの少し変わっただけで「攻撃連携性低下シンドロ-ム」という持病が、発作を起こす事がしばしば。この持病については、まだまだ完治はしてはおらず、現在も療養過程のチームであるという事。個々の選手のボールタッチ一つをとってみても、他のJ1チームの選手とは、雲泥の開きすら感じる。ただ、それもこれも、J1に長く在籍し、己のプレーを「J1色」に染めていく事で、体得していくものなのであろう。これは何度も言っている事であるが、今年の仙台は、ほとんどの選手がJ1初経験者である。J2時代にはなんとか通用していた「雑な攻撃」は、J1では通用しない、という事を、既に身を以て体感しているはずだ。
それは、観客席から見ていても、もどかしいくらいに良く判る。どうしても、相手のJ1チームの選手と、仙台の選手のプレーを見比べてしまい、何度も溜め息を吐いているのである。この「体感」については、みなさんも、全くの他人事ではないだろう。
やはり、J1に定着するためには、今季はとにかく降格しないよう、残留圏に喰らい付き、長くJ1を経験し続け、J1でのプレーに慣れていくしかないのだ。仙台の各選手が持つ「素養」は、決してJ1に劣っているとは思っていない。ただ、J2慣れしてしまったプレーの質や精度を、J1仕様に昇華しなければならない。それだけの事だ。(そう言いつつも、それがそれだけ大変な事なのかは、充分に承知の上ではあるのだが)
長い道のりではあるが、まずは、この鹿島戦から。
相手は、J1で四連覇を狙う、絶大な強豪。4月の対戦での勝利の立役者だったフェルナンジーニョは、今節は当てには出来ない。よって、今いる選手で、鹿島から最低限の勝ち点1を持ち帰らねばならない。聞けば、相手も決して本調子では無いという。であれば、必ず"隙"はどこかにあるはずで、そこを如何に突けるかに懸かっている。
そのためには、決して試合を崩壊させる事なく、如何に自分たちのペースに試合を持ち込むか。相手の攻撃を「耐え忍ぶだけ」の守備的なサッカーは、絶対にこの相手には通用しない。パスは、強くかつ丁寧に出し、絶対に味方に繋げる。安易に、相手に渡してはならない。(これがまた、仙台の選手はとにかく、、、、、)
出来るだけミスをする事なく、相手の隙を突き、なんとか先制点を。
相手側に小笠原が居ない事を、どのように捉えて、どのように手を打つのか。
こちらのフォワード陣が手薄な部分を、どうやってカバーするのか。
もはやこの試合からは、カップ戦のように「失敗」は許されない。
逆に、この試合で勝ち点1でももぎ取れれば、内容にも依るが、「成功」と言ってもよいだろう。
果たして、どんな試合の展開が、私たちサポーターを待ち受けているのか。
気になるその一戦は、9月11日(土) 19:00 Kick-off。行く人も行けない人も、勝利を願って、選手を鼓舞しよう。
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