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この試合を語るにあたり、双方のゲームプランをおさらいしておこう。
まず、アウェイのジュビロ磐田。第1戦を2-1と勝利で終えた事により、第2戦は引き分けでOKという展開に。もちろん、仙台に隙あらば、アウェイゴールを奪ってやろうとするつもりはあったのだろうが、仙台のコーナーキックの場面などでは、磐田側は前線にカウンター要員を全く置いていなかったあたり、いかにも「守備的」な戦術であった事は、誰の目にも明らかであった。
そして、ホームのベガルタ仙台。第1戦でアウェイゴールを奪った事により、1-0での勝利が一番理想的な展開であり、それがそのままゲームプランとなった。実際、指揮官の試合前のインタビューでは、「ホームだが、アウェイのような手堅い戦い方を採る」と公言。0-0で進行する事が予想された試合は、果たして、まさしくその通りに展開し、どこかで1点を奪いさえ出来れば、準決勝に勝ち上がれる可能性は充分にはらんでした。
磐田側は、ドロー以上で終えれば良いプラン。対する仙台は、失点せずに1-0で勝ち抜ければ良いプラン。双方の「利害関係」が一致した結果、共に、失点に最大の配慮を行い、得点量産の気配は感じられない展開となった。
実際の試合内容としては、試合全般を通して、仙台が主導権を握る展開。磐田側は無理にカウンターに撃って出て来ようとしなかったため、概ね仙台がボールを握れる展開で、試合は序盤から、仙台が攻め立てる内容で推移した。
しかし、惜しいシュートはあるものの、決めきれないまま時間は過ぎていく。それでも、ハーフタイムの時点で0-0の推移は、まだ仙台・磐田共に、お互いのゲームプランの通りに、事は運んでいたのだと思う展開となった。
迎えた後半。どうしても1点が欲しい仙台を、突然のアクシデントが襲い掛かる。後半の7分に、フォワードの朴成鎬が負傷退場し、交代で急遽、平瀬がイン。しかし、平瀬が入っても流れが仙台に大きく傾く事はなく、試合は「後半」なのに、膠着したまま推移する。
そして、残り11分となったところで、太田も負傷によりプレー続行が難しい状況に。ここで太田はお役御免となり、高橋義希にバトンタッチとなった。
選手交代のたびに得点力が落ちていく推移の中で、終盤はセットプレーでも好機を作る事は出来たが、最後まで1点を奪う事は適わなかった。
最後は、ちょっと長めのロスタイム5分の猶予を貰っても、決勝ゴールは産まれず。そのまま試合は終了のホイッスルが吹かれ、この瞬間に、ジュビロ磐田の準決勝進出と、ベガルタ仙台の準々決勝敗退が決定した。
ゲームのリザルトは、ドローではあったが、実質の勝者はジュビロであり、実質の敗者はベガルタ。負けに等しい引き分けとなり、これで、ナビスコカップと天皇杯のカップ戦3戦を、未勝利という結果で終わってしまった。
やはり、フェルナンジーニョと赤嶺を欠いた攻撃陣では、ゴール前での競り合いに、どうしても「巧さの差」を感じてしまう。負傷離脱中の彼ら2人を欠いた選手層は、太田を除けば、ほぼ昨年と同じ攻撃陣の顔ぶれであり、J1(ナビスコ杯を含む)を戦い抜くには厳しいと言わざるを得ない面子だ。だが、ナビスコカップで「あと1点でベスト4まで進出」というポジションまで上り詰めた事は、紛れもない事実であり、自信にはしても良いと思う結果である。
残念ながら、この試合の結果を以て、今年の仙台のカップ戦での戦いは、全て終劇となってしまった。が、この結果により、10月はナビスコカップも天皇杯も無い、唯一のJ1チームという事に。この事は取りも直さず、10月の過密日程を回避した、唯一のJ1チームという事でもあるのだ。
これについては、結果論ではあるのだが、もう開き直って、前向きに捉えて進むしかないだろう。とにもかくにも、これで9月の過密日程を消化した。あとは、リーグ戦だけに集中しよう。
もともと、天皇杯もナビスコカップも、リーグ戦の順位には無関係な大会なのだ。J1昇格1年生の仙台にとっては、消化しなければならない宿題が、少し減って楽になったと考えれば良いではないか。
今季は残すところ、リーグ戦のみ。そう、リーグ戦のみなのだ。実にシンプルな状況となった。
そのリーグ戦も、中2日ですぐにやってくる。アウェイ・鹿島戦。
この試合の展望は、改めてプレビューを書かせて頂くものとするが、聞き及ぶ話では、小笠原が仙台戦には出られない様相。それでも相手は、リーグ戦4連覇を狙う鹿島アントラーズであり、決して楽に勝てる相手ではない。また、関口が鹿島戦に出られるのかどうかも、このレポートを執筆している時点では、まだはっきりとした情報が入ってきていない。(金曜日の午後には現地へ移動するため、とりあえず関口は帯同させるものと考えられるが)
できれば、ここにフェルナンジーニョと赤嶺を復帰させたいところではあるが、指揮官の話では、「フェルナンジーニョと赤嶺は、山形戦から」という事らしい。つまり、鹿島戦は、現行戦力で臨む意向のようである。
もっとも、鹿島戦は、相手の強大さを考慮すれば、引き分けでも御の字である。勝ち点21で並ぶチームが4チームもある以上、全てのチームが勝利を収めるとは思えない。必ず、敗戦で脱落するチームが出てくるはずだ。その中で、例え勝ち点1でも拾う事ができれば、それは次に繋がる1点と捉える事ができる。
もう、次の試合まで時間がない。
私たちサポーターも、すぐに「意識」をリーグ戦に切り戻し、今季のJ1残留へ向け、まい進しようではないか。
まずは、フェルナンジーニョと赤嶺が還ってくるまで、地道な勝ち点の積み重ねを-。
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