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C大阪戦を明日に控えた、このタイミングに至ってもなお、前節の「FC東京戦・試合終盤の同点弾・決勝弾」のシーンが、未だ、記憶に鮮明である。
今節のC大阪戦では、どうやら、前節の立役者となった、フェルナンジーニョとエリゼウの先発が濃厚。特に、負傷が癒えたフェルナンジーニョの先発復帰は、現在4位と、ACL出場権の獲得を伺うC大阪との大事な一戦へ向け、大きな期待材料となる。
今季、勝ち点を順調に伸ばし、一時期はJ1優勝争いにまで食い込む勢いをみせたC大阪だが、涼しくなってきた9月以降の5試合では、その勢いに、少々の陰りも見え始めている。
ここで、C大阪の8月と9月以降の試合成績を見てみると、
8月(5試合):4勝1分
9月以降(5試合):1勝2分2敗
となっており、どういう訳か「涼しくなると共に、勢いを失ってきた」という状況で推移している。一般的には、暑い時期に調子を崩し、涼しくなると共に調子を取り戻すチームが多いものであるが、今季のC大阪については、どうやらその逆を行っている様子だ。
これは、予想の範疇を超えない話ではあるが、もしかしたら「相手が調子を崩していた夏場では、相手の不調に乗じて勝ち星を延ばしてこれたが、涼しくなって相手が調子を取り戻すと共に、勝てなくなってきた」のではないだろうか。
決して、C大阪自身の総合力が落ちた訳ではないと思っている。が、元々は「選手の入れ替えが激しく、かつシーズン中も、好不調の波が激しいチーム」という印象の強いチームだ。筆者からすれば、決して驚く様な状況ではない、と考えている。
となると、涼しくなってきたと共に、調子を戻してきた仙台としては、格好の対戦相手であるとも言える。
事実、C大阪は、今季のチーム好調の要因の一つでもある「失点の少なさ」に、陰りが見え始めている。高い攻撃力を誇るその裏側で、ひっそりと「急ブレーキの要因」が、顔を出し始めているのだ。
今季、ここまでのC大阪の失点数は、リーグ2位タイの25。これは、鹿島の24に次いでの立派なものであり、この失点数の少なさが、現在4位という好ポジションの礎でもある。
ところが、この25失点のうち実に「7失点」が、直近の5試合で失ったものなのだ。
今季、C大阪が開幕から21試合を消化した時点の失点は18。平均失点が0.857と、1試合1失点以下で推移していたのに対し、22試合目以降の直近の5試合で、一気に7失点。21試合を消化した時点では「0.857」だった平均失点も、前節終了時点では「0.961」と、一気に数字が上がってしまった。直近の5試合だけをみると「1.4」と、毎試合のように、1~2失点している事が判る。
そして、今季上位に付けているとは言え、C大阪とは、前年に一緒にJ1昇格を果たした間柄。直近の2~3年の対戦成績や、今季の公式戦2戦(リーグ戦とナビスコ杯予選)の成績(1勝1分)をみても、比較的C大阪とは、相性が良い。
お互いの、好・不調の状況や、対戦成績から見る相性の良さをみても、今節、仙台に分がある事は間違いない。
ところで、こんな「予想情報」がある。
http://www.totoone.jp/blog/movie/
サッカーくじ・totoの予想サイトとして有名な「トトワン」のサイトでは、毎週、石神よう子嬢が、試合の予想をyoutubeで公表しているのだが、今節のC大阪-仙台戦を「大荒れ注意報」の対象試合として、取り上げてくれている。仙台サポーターにとっては、素直に肯きたくなる内容なので、興味ある方は、是非一度ご覧あれ。
totoと言えば、筆者も実は、永らくtotoを買い続けてきたユーザーだったのだが、筆者が「仙台戦のtotoを購入する」と、あまり宜しくない結果に終わるという、個人的ジンクスを抱えていた。
もちろん、totoの投票は「仙台勝利」がベース。仙台の負けに投票するなど、サポーターとしては許されない行為だ(反論は認められない)。だが、「仙台が勝てない=totoの予想がなかなか当たらない」というジンクスが、今季、あまりにも継続し過ぎた事により、ある時点で、実は、totoの購入を止める事を決意したのである。
その止めたタイミングとは、「今年の9月から」である。
仙台サポーター諸氏がご存じの通り、今季の仙台が復調しだした試合が、8月22日のアウェイ・大宮戦からである。この直後のホーム・湘南戦でも勝利し、連勝を挙げたところから、仙台の「復調劇」が始まった次第であるが、このタイミングでの連勝を受け、なんとなくではあるのだが。。。
「もしかして、筆者がtotoを買うのを止めれば、このまま仙台の復調が続くのか?」
との、勝手な思い込みに駆られた。そして、それまでのtotoの負けが込んでいた事も手伝い、思い切って、9月以降のtotoの購入を止めてみた次第である。(因みに、大宮戦も、湘南戦も、仙台の勝利予想は当てた。但し当選には至っていないが)
・・・・・結果は、仙台の現状が、如実に物語っている(汗)。
非常にくだらない、個人的ジンクス論ではあるのだが、当たっている以上、この「験担ぎ」を止める必要もない。少なくとも、今季は、仙台のJ1残留が決定するまでは、totoの購入を再開する事はしないだろう。
なお、今季の今後の対戦にて、もし仙台が敗戦を喫する事があったとしても、決して筆者を恨まないで欲しい(苦笑)。少なくとも、今季のJ1残留を決めるまでは、絶対にtotoを買わないと約束する。(という事は、今季の最終戦までもつれ込んだら、筆者は今季はtotoを買えない事になる、のか?)
・・・・・話を試合に戻そう。
今節の先発予想としては、フェルナンジーニョの先発復帰と、エリゼウの引き続きの先発起用の点を除けば、他は変化なしの様相。唯一、日本代表・関口訓充が、体調不良で練習を回避し、様子を見ているくらいが懸念事項だが、本番では復帰してくれる事だろう。
また、残り試合数を考えれば、梁の、今季J1得点王も決して夢ではない。また、MF太田も今節は帯同濃厚であり、後半の切り札としての期待も掛かっている。
そして、今節一番のお楽しみは、なんと言っても「キンチョウスタジアム・初登壇」か。長居スタジアムを永らく使ってきたC大阪だが、より臨場感の高い、隣接の「球技場」を改修し、キンチョウスタジアムとして発足させた。同じ敷地内にある、長居第二陸上競技場へは、筆者も参戦した事はあるものの、球技専用のグラウンドがある事は知らなかった。
今季は難しいが、来季以降、同スタジアムへ足を運ぶ機会もあるかもしれない。とりあえず、今節については、映像にて、仙台の「キンチョウスタジアム初勝利」を拝む事としたい。
今節へ向け、あらゆる「指標」が、仙台有利を物語っている。だが、決して相手は弱い訳ではなく、ACLをも狙える4位に付けている強豪であり、実力派のチームである事は間違いのない事実だ。相手のホームでもあり、あくまでもリスペクトは忘れずに、これまのアウェイでの戦い方を踏襲し、堅実な試合運びとして欲しい。
相手の高い攻撃力を封じつつ、「失点の多さ」という相手のウィークポイントを巧く突いて、勝利への突破口としたい。そのためには、豊富な運動量で、前線から相手の攻撃の芽を封殺する事が肝要かと考える。
C大阪の、最近の失点の多さには、必ず「理由」があるはずだ。事前のスカウティングでも判らない部分については、実際の試合展開の中で、それを探すしかない。
仙台らしい戦い方を貫き、試合中に、相手のウィークポイントを少しでも早く見付け、そこを徹底的に突いて、是非とも先制点を。
なお、残り8戦中では、現状で一番順位の高い相手との対戦となる。この試合に、好内容で勝てれば、残ったチームとの対戦に向けても、大きな自信となる事は間違いない。
再び、残留争いの当落線上へ沈まぬよう、目の前の一戦・一戦を、大事に戦い抜こう。
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