試合直前のカントリーロードのとき、スタンド中でみられた、サポーター同士が手を取り合って選手を迎える姿。それは、前節の川崎戦でもみられたシーンだった。一致団結して選手を声援で鼓舞し、後押しする。その「決意」を、我らがチームの選手たちは、充分に養生された美しいユアスタのピッチの上で、改めて感じ取ってくれた事だろう。
そして試合は、まるで前節・川崎戦の再現の如く、各々の選手らは、実に気持ちの入ったプレーを披露してくれた。しかも、川崎戦で散見されたような連携不足やミスプレーは、概ね影を潜め、面白いように浦和を圧倒。そこには、過去11回の公式戦の対戦において、一度も勝利を挙げられなかったチームとは思えない、実に頼もしく躍動する、仙台の選手の姿があった。