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2008年9月アーカイブ

まず、水戸サポーターに対し「おめでとう」と言わせて頂こう。

いつか、水戸には敗戦を喫する刻が来ると思っていた。今季の過去2戦を振り返っても、計6発を浴び、「水戸とは撃ち合いになる」というイメージが脳裏から捨てきれなかった。

そのためか、尚更「締まった試合を」と、プレビューで書かせて頂いた次第ではあったが。。。

7戦未勝利 - 失意のどん底から、2位に1差・3位という好位置まで這い上がってきた仙台。

一時期は、2位・山形と勝ち点差が11まで拡がっていたという状況から、よくぞここまで持ち直したものだと、未だに驚嘆の念が冷めないでいる。

水戸戦の話の前に、ちょっとだけ、湘南戦についておさらいをしておきたい。

湘南戦では、近年、何か因縁めいたものが続いていた。昨年から引き続き、開幕戦はアウェイ湘南戦で、最後に湘南に勝ったのも、やはりアウェイ平塚の地。思い出して欲しい。湘南に最後に勝った試合(2007年8月25日)では、前節同様、後半ロスタイムに、関口の右サイド突破から中央への折り返しをロペスが決め、劇的な1-0勝利をもぎ取っている。

あまりにも、あまりにも劇的な結末ー。

菅井の決勝点が決まった瞬間、こみ上げてくるものを感じた。菅井の決勝ロスタイム弾。その時、時計は、後半ロスタイム目安の3分まで「あと15秒」を指していた。

11戦負け無しの湘南 vs 3連勝の仙台。今節、もう一方では、広島のJ1昇格決定がかかる展開という側面もあり、実質、自動昇格枠はあと一つという状況の中、仙台としては、ここで何としてでも湘南に土を付けたい、3位・4位の直接対決という「ターニングポイントとなる一戦」であった。

苦しい展開ながらも3連勝を達成し、4位に再浮上した仙台。

今節は、僅か中2日という連戦で、敵地・湘南に乗り込まなければならない。湘南は現在、11戦負け無し。度重なる外国人選手の離脱と加入を繰り返しながら、それでも勝ち点を積み続けている手腕は、さすがは知将・菅野監督である。

そんな中、今度は、トゥットが腹部のケガで全治2ヶ月。またしても外国人選手の離脱を余儀なくされた。ジャーンも前節、一発レッドを喰らっており、仙台戦は、なんとジャーンとトゥット抜きでの戦いを強いられる事となった。

大量得点中のチームvs大量失点中のチームの対戦は、両チーム合わせて僅か1点で決着。

しかし、こういった展開になる事は概ね予想できていた。案の定、岐阜は守備の建て直しから入り、しかも攻撃に繋ぐ意識もしっかりと確認してきたようで、今後に繋がる内容であった。

そういったチームを相手に、仙台は、ゲームが落ち着いてしまう前の前半4分、結局これが決勝点となる先制点を挙げ、それを守りきった仙台が勝利を勝ち得る。

非常に難しい試合だった。戦前の状況から、大量得点への期待すらかけられたチームだったが、やはりJ2はそこまで甘くなかった。だが、そんな中でもしっかり勝ち点3を獲得し、昇格争いのラストスパートに成功。他の昇格争いのチームが全て引き分け・負けで勝ち点を伸ばせない中、仙台の一人勝ちで、3位・湘南に勝ち点1差で迫る、4位に再浮上。間違いなく、今、勢いは仙台に傾いている。

久々の連勝、相手も大量失点中で、この勢いで岐阜からも大量得点をー。

と言いたいところではあるが、そうは簡単に問屋が卸さないのがサッカーである。
確かに、状況は仙台の方が上廻っていると言えるだろう。現在の岐阜相手なら、またしても大量得点での勝利は、「結果としてはある」かもしれない。

しかし、こういう時だからこそ、「堅く勝ち点3」ではないだろうか。

通常、あれだけ失点を繰り返せば、同じ轍を踏まないためにも「守備を固める」事は充分に考えられる。もちろん、そうでない場合もあるだろうが、何らかの対策を立ててくる事は充分に考えられる。

予想に反して雨中の開催となった、アウェイ熊本戦。無事に勝ち点3を積み上げ、連勝を達成。実に4ヶ月ぶりである。

ただ、前半はどちらかというと熊本ペース。仙台は様子見?とも言いたくなるような大人しさで、雨+アウェイである事を考慮したのか、得点への臭いをあまり感じさせない展開。おいおい、福岡戦の前半の勢いはどうした!?とも思ったが、戦術的なものの可能性もあり、まずは我慢の展開と見た。

終わってみれば、後半だけで4得点の大勝。前半で熊本の勢いの状況を見極め、後半しっかり修正し、開始1分でいきなりナジソンの豪快ヘッド炸裂。ここからは福岡戦の勢いが戻って来たかの如く、怒涛の攻めを見ることができた。

J1昇格物語、第二幕の開演。

気持ちで勝った福岡戦の勢いを活かし、連勝を目指す仙台。7試合勝ち無しの低迷を脱した理由が「偶然」でない事を証明するため、ここで部様な戦い方ではできない。

今節も福岡戦同様、選手は気持ちを前面に出して戦ってくれるものと信じている。

今節の相手となる熊本は、皆さんご存知の通り、今季の2度の対戦とも勝てていない。第一クールのアウェイ対戦では高橋泰に2点を奪われ、第二クールのホーム対戦ではスコアレスを喫し、共にドローに終わっている。

終わってみれば、3-0完勝。

これ以上勝ち無しを積み重ねれば、チーム内外から不協和音が出かねない、本当の崖っぷちからの「生還」であった。

戦前のプレビューで、「別なベガルタをみせて欲しい」と締めくくったが、本当にその通りになった。7月・8月で僅か1勝だったチームの面影は、どこを探しても見当たらない。タッチ数の少ないパス・速いボールの展開・迷いの無い攻め上がり。そして、ボールを失っても諦めずに献身的にプレスをかけ、攻撃に繋げようという凄まじい執念。

これほどのプレーを、今季、見たことがあっただろうか?

何をどれだけ語ろうと、必要なものは「目の前の一勝」に変わりはない。

首位の広島に勝つことができたと思えば、最下位の徳島に勝つことができなかったりする。
思えば、以前からそうだった。勝てそうに思えない相手には以外に勝つ事ができ、逆に勝てそうと思った相手にはなかなか勝てない。

また、「ここで勝てば・・・」という試合には、尽く勝てなかった。

だが今回は、ちょっと状況が違う。

9月1日 熱論!不参加の理由

敢えて書くほどの事ではない、とも思ったが、後々、自分の行動を振り返る際の記録にもなると思い、敢えて投稿。

約一ヶ月ぶりの熱論。その間、チームは1度も勝利を挙げられず、自動昇格のシグナルは限りなく赤に近い黄色へと、その色を遷移させている。

チームの状況、久しぶりの熱論という事もあり、当然、福岡戦に向けた議論で白熱するものと信じ、時間を作って準備をしていた。

しかし、今回コーディネーターの佐々木氏が掲げたお題は、「秋春制などリーグの課題を語ろう」。