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2015年3月アーカイブ

 ホーム開催のカップ戦を挟んだ事もあり、リーグ戦ではアウェイ連戦となった今節。湘南のホームへ乗り込んだ仙台は、終始、湘南の厳しいプレスによる牙城を崩すのに手を焼き、決定機そのものの数が少ない展開を強いられた。

 今季ここまでの公式戦2勝1分0敗と、まずまずの出足でスタートを切った仙台。今節は、2年ぶりJ1復帰の湘南とのアウェイ対戦。湘南といえば、GK野澤、アジエルに中村祐也、坂本紘司、仙台キラーの阿部吉朗、それにジャーンといった面子の名前がすぐに頭をよぎり、監督は反町氏(現・松本山雅FC監督)のイメージがあったが、J2首位ぶっちぎりでJ1昇格を決めた2014年以降は、その所属選手の顔ぶれが一新。今季の移籍動向も、J1全18チーム中で、一番入退団が "賑やか" だった。

 この試合の見所は、大きく2つ。一つは、野沢の見事なアシストからのウイルソン豪快裏抜け出し弾。そしてもう一つは、後半に与えたPKを見事にセーブし、またその高精度なキックでサポーターを沸かせた、GK六反の大活躍だった。

 

試合前の選手入場の際、今季から採用したアディダス製ユニフォームのセカンド・バージョンが、青色になっていた事を思い出した。これまでの仙台のセカンドユニフォームは、主に白色(一時期はシルバーカラー)だっただけに、新鮮味を感じた。

 

 前節のリーグ・ホーム開幕戦のみちのくダービーでは、ライバル山形との4年ぶりの対戦を2-0で征し、幸先良いスタートを切った仙台。だがあの試合で、警告2枚による退場処分を受けた野沢が、今節は出場停止となるため、「野沢を起点とする高精度な攻撃」は期待できない。

 待ちに待った、Jリーグ開幕戦。ライバル山形をホームに迎えての一戦は、終始押し気味に攻めながらも、後半の早い時間帯に野沢を退場で欠き、数的不利な状況の中から、起死回生の2得点を生み出した、仙台の完勝となった。

 気が付けば、もう3月-。

昨年末の残留争いが、つい昨日までの出来事のようにも想える。刻が経つのは速い。まさに「光陰矢のごとし」だ。そういえば、今年からJ1に復帰し、いきなりの対戦相手となる山形も、J1復帰は4季ぶりとの事。(前回J1:2009年-2011年)J1の舞台でのみちのくダービーも、戦っていたのは、つい去年だったような錯覚に見舞われている。