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2008年12月アーカイブ

みなさん、Merry X'mas.

クリスマス・イブの直前に、クラブから「GK林、レンタル移籍期間延長決定」の報が。願ってもない、クリスマス・プレゼントになった。

ところで先日、河北新報の紙面にて、「仙台、来季に向けて外国人を積極補強へ。路線・方針転換か?」と言ったコメントが記事上に躍った。

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe106/news_spe/news20081223_002.htm

速報:手倉森監督、続投決定!!!

J2降格後、初めてとなる監督続投の報に、胸を撫で下ろした方も多いのではないだろうか。

筆者自身、気が気では無かった。この5年間で、一番昇格に近かった状況でシーズンを終え、この流れを維持し来季に臨むためには、何としてでも、現監督の続投が一番欲しいニュースであった。

「他の監督」という選択肢も、あったのかもしれない。

美しい軌道を描いて決まった、梁のFK。あと一点。

残された、後半ロスタイム4分。それを2分も過ぎたあたりの得点だった。

ここからの2分は、完全に仙台が支配。直後の磐田ゴール前での波状攻撃は、ボールの軌道さえよければ決まっていてもおかしくないものだった。

あわや、後半ロスタイム2発で、劇的な逆転昇格決定か-。

だが、サッカーの神様は、「FKでの1点が、仙台の今季の実力の全て。2点目には及ばない」と言わんばかりに、仙台に微笑む事はなかった。

J1J2入れ替え戦、注目の第一戦は、ナジソンの豪快な先制弾と、19歳の若き司令塔・松浦の豪快なミドルで、1-1のドロー終結。

試合こそ勝てず、かつ、アウエーゴールを許した展開となったが、試合内容は、完全に五分。一部のメディア、そしてオフト監督のコメントとして「主導権を握った」とある記事も散見されるが、これらは全て、磐田寄りの偏見的な、何の参考にもならないコメントである。躍らされる必要は全く無い。

試合内容をきちんと見れば、J1を相手に、手応えを感じたのは仙台の方。磐田は、仙台の2トップのスピードに翻弄され、前半は為す術が無いに等しかった。たまに、仙台のミスから作るチャンスをシュートに繋ぐも、仙台の体を張った守備に、ゴールを割ることができなかった。むしろ、序盤から攻勢に出た仙台の攻撃力の高さに震撼させられた事だろう。

初冬の仙台に「祭り」がやってくる-。

J1J2入れ替え戦。今季、苦しみながらも掴んだ、この大一番。既にチケットは、第一戦・第二戦共に SOLDOUT となり、「舞台の開演」を、刻・一刻と待ちわびている。

演台に登る「敵方役」は、あのジュビロ磐田。GK川口、FW中山を擁する、言わずと知れた名門中の名門チームである。

最高の相手を迎えて、仙台は、J2降格後、5年の刻を埋めるための闘いに挑む。

終始、主導権を握り続け、運にも助けられながら、関口の殊勲のゴールを守り切り、1-0で見事勝利。

3位、確定。とうとう入れ替え戦の切符を手に入れた。

思えば、J2降格初年度の2004年より入れ替え戦制度が始まっていたが、過去、一度も3位以上でフィニッシュした事はなく、尽く4位・5位で推移してきた。

毎年、毎年、「あと一歩」のところでJ1への切符を逃し続けてきたが、5年目の今年、とうとうその切符を手に入れた。

振り返れば、今季開幕のアウェイ湘南戦を黒星でスタートし、前途多難に思われた仙台。だが、例年にも増して星の潰し合いが目立ち、極端に順位を落とす事もなく、ここまで推移してきた。

17勝16分け8敗。敗け数こそ少ないものの、勝ち数では昇格争いのライバルには1歩も2歩も遅れをとり、本来なら既に脱落していてもおかしくない成績である。

だが、今年の特徴とも言える「引き分けの多さ」。地道に積み重ねてきた勝ち点1によって、辛くも3位をキープしている。

このような形で上位を維持できる事は極めて稀な事であり、例年なら、どこか勢いのあるチームに抜き去られていてもおかしくない。つまり、現在3位に居られるのは、ある意味「他力」であると言える。

この季節は、本当に気持ちが辛くなる。戦力外発表の時期。

  シュナイダー 潤之介
  磯崎 敬太
  岡山 一成
  佐藤 由紀彦
  田ノ上 信也
  金子 慎二

以上6名が、契約満了との発表がなされた。
岡山が鳥栖戦に出て来なかったのは、戦力外の内示を事前に受けていたからの可能性もある。

これが、リーグ終盤に昇格争いをしているチームが受ける「プレッシャー」というものなのか。

迎えた第44節、アウェイ鳥栖戦。終わってみれば、1得点・4失点の大敗。その裏では、山形が自力でJ1昇格を決め、敵地にて歓喜の渦に包まれていたが、自らの勝利を逃した今となっては、昇格争いのライバルの結果などを気にする事に、何の意味もない。

この試合、全てにおいて、仙台よりも、鳥栖のほうが1枚上手であった。仙台は、前半7分の永井の想定外の負傷交代というアクシデントこそあったものの、それを修正できぬ間に、前半のうちに3失点を喰らい、3-1で2点のビハインドを負ったまま、ハーフタイムを迎える事に。