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2008年11月アーカイブ

リーグ戦アウェイ、最終戦。

ここまでに積み上げた数字。勝ち点67。今季の試合数を考えると、例年なら、昇格争いなどできる数字ではない。勝ち点を80台にまで乗せないと、おそらく無理だろうと思っていた。

ところが蓋を開けてみれば、広島を除く昇格争いは混沌を極み、どこも抜け出しきれなかった。そして気が付いたら、東北勢2チームが、一番可能性の高いところに居た-。

自動昇格枠・2位に付ける、山形。
そして、入れ替え戦進出枠・3位に付ける、仙台。

勝利はもちろん、大量得点を公言して臨んだ試合は、まさかの2-2ドローで終結。

キックオフ直後の約10分間は、本当によい試合の入り方で、横浜FCを圧倒。短い時間帯に、何度もゴールを急襲し、先制点は時間の問題かと思われた。何度も訪れるコーナーキックのチャンス。今季、コーナーキックからの得点を何度も見てきた者としては、こういうシチュエーションでは決まって欲しいと願ったものだが、なかなかそれが決まらない。

それでも諦めずに、先制点を奪うべく、果敢に攻める仙台。横浜FCは自分たちのリズムを掴めないまま、10分が経過。先制点は仙台のものという雰囲気が、少しずつ大きくなっていく。

今季、残り3試合。

秋風が吹き荒み、県内各地にて初冠雪を記録した、このような時期においても、未だ昇格争いの渦中に留まっていられる幸せ。既に7位・甲府以下に数字上の昇格の可能性はなく、また5位・鳥栖、6位・C大阪も、自動昇格の2位には届かず、3位への滑り込みを狙うべく、全勝で仙台が落ちてくるのを待つ状況。

このような中、僅かに自動昇格の可能性が残る4位・湘南の追撃をかわしつつ、全勝で2位の可能性を伺いながら、3位以上の確定を早く決めたい仙台は、今節、横浜FCとアウェイでの対戦となる。

http://www.kahoku.co.jp/spe/spe106/news_spe/news20081115_001.htm

今朝の河北に掲載されたので、ここでも公に書きたいと思います。

甲府戦で負傷退場し、全治3ヶ月と診断された田村。3ヶ月が本当なら、今季はどう考えても間に合わないはずだが、ここへ来て驚異的な回復を見せ、もう全体練習への合流間近との事。

しかし、若い選手である事・菅井の長期離脱後の復帰時期の前例もある事から、もしかしたら最終戦あたりで復帰もあるかも・・・とは何となく予想はしていました。

そして、それは現実になろうとしつつあるようです。

今季、対広島・最終戦は、1-1のドローという結末で幕を閉じた。

得点者は偶然にも、第二クールの対戦と一緒で、仙台は菅井、広島は佐藤寿人の得点だった。よもやの前半の先制点により、勝利への好感触が生まれたものの、相手はやはり、あの広島であった。容赦ない攻撃で、前半のうちに同点に追いつかれる。

得点シーン、失点シーンをそれぞれ振り返ってみよう。

まず、前半32分の得点シーン。ここに至るまでの広島には、正直言って、「いつもの、あの怖さ」が感じられなかった。パスの精度が悪かったり、安易なミスがあったりと、まるで「眠れる獅子」であった。

ラスト4試合。リーグ戦も終盤を迎え、J1自動昇格を賭けた闘いは、迎えたこの大一番でその真価を問われる事になった。

今季、対広島・最終戦。この舞台を迎えるにあたり、過去対戦2試合の激闘が脳裏をよぎる。高めの最終ラインでオフサイドを取りまくり、中原の決勝ロスタイム弾に繋げた、第一クール。関口欠場を逆手に取り、3ボランチを初めて実践し、菅井の同点弾を呼び込んだ第二クール。いずれの闘いにおいても、共通していたのは「如何に広島の攻撃陣を封じるか」という難題への挑戦だった。

今季、ここまで「満ち足りた敗戦」が、あっただろうか-。

結果は、1-2敗戦。敵地・味スタで平山に2ゴールを決められるというものだったが、内容を見ると、実際に手応えを掴んだのは、仙台のほうだったようだ。

この試合、TV放送がなかったため、筆者は直接試合を見ていない。このため、レポートの内容は、現地観戦された55氏のコメントをソースの大部分として採用させて頂く事にした。この場を借りて、55氏には感謝申し上げたい。

今季、勝てていなかった愛媛とC大阪に連勝し、4位・湘南との勝ち点差6で、3位をキープしている仙台。次節が大一番・広島戦とあって、欠場する千葉と富田の代役ボランチを発掘したい状況であると共に、ケガやコンディションの問題を抱える主力に休養を与えたいところ。

本来なら、相手がJ1という事もあり、リーグ戦の主力をぶつけたいのはやまやまであるが、今週の練習の状況を見る限り、どうやら3回戦と同様、サブメンバー中心で臨む様相である。