結果だけをみれば、1本もゴールが産まれなかった今節だったが、会場の雰囲気をみれば、ゴールの有無など関係なく、川崎サポーターとの暖かい交流で満ち足りていた。
前回4月の対戦時と同様、雨模様に見舞われた、今節の川崎との対戦。スリッピーなピッチ状態の中、突発的なミスも目立ち、中には「あわや失点」というシーンもあったが、双方、最後まで攻撃と守備の集中を切らさず、アツい試合を演じてくれた事に、サポーターの一人として感謝したい。
結果だけをみれば、1本もゴールが産まれなかった今節だったが、会場の雰囲気をみれば、ゴールの有無など関係なく、川崎サポーターとの暖かい交流で満ち足りていた。
10月22日の試合当日、仙台地方の天候は、雨一色の予報-。
先発メンバーの中に、エース・赤嶺も。そして、大黒柱・梁の名前も入って居なかった今節-。
残留争い-。
代表戦選出により、梁とチョ・ビョングクの、攻守の要・二枚看板を欠いて臨んだ、今年の天皇杯初戦。相手は昨年に引き続き、宮城県代表・ソニー仙台FCとなった。共に、被災地でサッカーをやらせて貰えているクラブ同士。カテゴリーこそ違うが、背負うものや、期待されているものは基本的に一緒。ベガルタとしては、飛車角落ちの状態での対峙となったが、控え陣の台頭に期待し、普段のベンチメンバーを積極的に先発起用して、いつもとは違う、フレッシュな顔触れを混ぜ込んだ布陣としての戦いとなった。
ところが、いざ蓋を開けてみると、リーグ戦の好調時とは打って変わって、ソニー仙台の勝ちたい意識の高さを巧くいなせず、中盤や前線でのプレッシングに手を焼き、なかなかボールを前に運べない展開が続いた。好調時に見せるダイレクトなパスも少なく、試合序盤、ゴールの臭いは、ほとんど感じなかった。
C大阪の主力欠場を受け、少なからず、こちらが主導権を握れる展開になる事は、ある程度は予想していた。
ACL、アウェイ全北現代戦。6-1大敗。C大阪。