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2012年3月アーカイブ

 また雨ですか、そうですか-。

 
ここのところ、土曜日に集中して、全国的に天候が崩れるパターンが多い。偶然なのかもしれないが、スタジアムを訪れるサポーターにしてみれば、恨み節の雨でしかない。それでも、仙台はリーグ戦3戦を全勝としており、その事が、せめてもの慰みになっているのではあるのだが。。
 

 試合当日の朝は雨だと思っていた、前日夜の夜半過ぎから、いつの間にか雪に変わっていた、気まぐれな早春の空模様。朝、起きたら一面の銀世界で、予想外な雪かき労働を終えてからのユアスタ出動となったのは、決して、筆者だけではなかっただろう。

 

 またしても、試合当日は雨の予報-。

 
ここのところ、土曜日に雨模様が集中しており、そろそろ痺れを切らした方も多いのではないだろうか。だが今節は、もしかしたら、ギリギリで晴れ間が観られるかもしれない。

 今季公式戦4戦目にして、ようやく雨とは無縁のサッカー試合日和。気温も12度と、選手・サポーター共に過ごし易かったのではないかと思われた。

 
試合前に公表された先発陣の顔ぶれの中には、やはり、武藤の名前があった。なんと、ウイルソンを1トップに置き、関口・太田・武藤をアタッカーとして2列目に配する、超・攻撃的な布陣。赤嶺が居ない場合のオプションとしても有効と思われる布陣で、15:00 のキックオフを迎えた。
 

 筆者としては、2年ぶりの日産スタジアム。「あの時」は、赤嶺の前半14分の先制ゴールがそのまま決勝点となり、1-0で逃げ切った。そして迎えた今節。まさか、まさかの、またしても赤嶺のゴールが決勝点での勝利という、まるでデジャブにでも見舞われたかのような演出(実際には経験している事なので、本来はデジャブとは言わないが敢えてこう表現)。記憶が間違いでなければ、赤嶺は「日産スタジアム3戦連発」のはず。いよいよ以て、「マリノスキラー」の称号を付けても良い頃ではないだろうか。赤嶺は、確か横浜FM戦としては4戦連発。いくらフォワードとは言え、只ならぬ記録だ。

 

 大黒柱・梁が不在である事を、すっかり忘れさせてくれた、先週の開幕・鹿島戦。生憎の雨模様も、プレーに大きな影響が出るほどのものではなく、むしろ、ボールの足が速くなり、パスが面白いように繋がる場面も見受けられた。これに加えて、仙台が今季から実践している「前線からの攻撃的守備」も充分に機能し、鹿島の中盤を大いに慌てさせた。

 

 正直言って、まさかあの鹿島を相手にして、ここまでの試合内容での勝利劇を見せてくれるとは、到底予想だに出来なかった。

 

 あの大震災から、ちょうど1年。だが、それほど昔の事とは、到底思えない。あまりにもその傷は深く、そして、色々な意味で、「癒え」の進まない1年だった-。