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2014年9月アーカイブ

 勝てなかった事に不満を呈する諸氏もおいでの事と思うが、筆者個人的には、この試合での勝ち点1には満足。そして、試合内容的には、残り8試合へ向けて希望の光が灯ったとも考えている。

 失意の5連敗から、僅かに中3日。傷心を癒す時間すら与えられず、容赦なくやってくるリーグ戦。正直、このプレビューの執筆に向かう事すら、気が重い。勝利に向けた展望の見える要素も見あたらず、ただ、自信を失った現状のまま、敵地・等々力競技場へと向かわねばならない。

5連敗。
5連敗。
5連敗。
5連敗。
5連敗。
 

 #今回は、鳥栖戦のレポートと鹿島戦のプレビューの合併号としてお届けします。

 
0-0で折り返して迎えた、後半4分。梁の侵入から獲得したPKのシーンで、ウイルソンが蹴る様子を見たとき、誰しもが「清水戦でのPK失敗」の再来とならない事を祈っただろう。だが、正直言って、またも失敗するような「予感」はしていた。
 

 今季初の3連敗を喫して迎える、今節のアウェイ鳥栖戦。しかも、ここからは1週間で3試合という過密日程。更には、今節の鳥栖は現在3位、次節の鹿島は現在4位、次々節の川崎は現在2位と、今季の優勝争いに身を置く強豪との対戦が続く。偶然の産物ではあるが、3連敗で降格圏陥落の危機に瀕している仙台にとって、あまりにも厳しい相手と日程となってしまった。

 
ただ、現状の仙台には、この3連戦を一括りで考える余裕はなく、まず、目の前の鳥栖戦に集中しなくてはならない。

 お互いにリーグ戦2連敗で迎えた今節。共に欲しかった勝ち点3。試合は、アウェイながら前半のゲームをコントロールできていた仙台が、後半に突然降り出した雨の影響を受け、双方にミスが連発してしまい、その中で与えたフリーキックのチャンスを、レオ・シルバに決められてしまったのが、そのまま新潟の決勝点となった。

 
後半の雨が、恨めしかった。

 新潟とは、今季、既に2度対戦している。1度目は、今季のリーグ開幕を兼ねての、3月のホーム開幕戦。試合終盤に決勝点を許しての1-2敗戦。2度目は、20周年記念事業として開催された、7月のプレシーズンマッチ。こちらも、試合終盤に決勝点を許しての2-3敗戦。

 
どちらもホーム開催だったというのに、結果はどちらも敗戦。しかも試合終盤に失点を喫しての惜敗。振り返れば、新潟とは昨年も2戦2敗。最後に勝ったのは、一昨年4月のアウェイ戦。0-0で迎えた終盤に、ウイルソンが獲ったPKを自ら決めたのが決勝点となった試合。この試合以降、全て1点差での敗戦ばかり。引き分けすら無かった。