後半のアディショナルタイムは5分と掲示され、決勝点を奪うには、充分な時間があった。だが後半は、終始押されっぱなしの仙台にとって、その5分は、被弾の危険性を伴う時間帯でもあった。
2014年8月アーカイブ
前節の神戸戦。
中断期間明け、前節6戦目にしてようやく勝利を挙げた仙台。失点シーンを含め、一部の守備面での課題はあるものの、新加入の野沢の活躍もあり、前半のうちに武藤の2得点が産まれるなど今後に対する明るい材料もあり、前向きに試合に臨めそうな雰囲気で今節を迎える。
この時期の試合の気温としては、珍しく20℃前後と、サッカーをする側にも観る側にも優しい気候の中で迎えた、ホーム・清水戦。敗戦すれば、数字の上では降格圏へ真っ逆さまに転落もありえる、まさに崖っぷちの状況の中、"天敵" 清水をホームに迎えての一戦となった。
仙台が、どうしても勝てない相手の中の一つ、清水エスパルス。昨年の天皇杯でこそ、公式戦での初勝利を挙げたものの、リーグ戦では未だに未勝利が続く。中断期間明けの5試合で未だ1勝も挙げられていない仙台にとって、乗り越えなければならない"壁"としては、あまりにも高い。
台風の影響を心配しつつも、雨が降ったり止んだりを繰り返す程度で済んだ今節。仙台は、順位で直下の甲府と、アウェイで対戦。3試合連続で複数失点中とあって、さすがに守備の改善がみられた。だが攻撃面では、やはり"アウェイでの得点力不足"が響いて無得点。スコアレスで試合を終え、勝ち点1の積み上げに留まった。
ようやく、ハモン・ロペスのJ登録が完了し、今節から出場可能に。世界情勢の煽りをこんな形で受ける事になるとは、本人もクラブも、そしてサポーターも、夢にも思わなかったに違いない。だが、それもようやくクリアに。ハモン様の、実力や如何に。
中断明け後のこの4試合において、リードを許したのは、FC東京戦のみ。それ以外の3試合では、一度も相手にリードを許していない。それなのに、4試合を消化してなお、未だに1勝も出来ていない。
大宮から、「カムさん」こと村上和弘選手の期限付き移籍加入がリリースされた。