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2014年7月アーカイブ

 想定していた中では、一番最悪のパターンの負け方を喫してしまった-。

 
J1第17節、FC東京-仙台の一戦は、前半のうちに3失点を喰らうという衝撃的な内容を目の当たりにし、後半の反撃でも1点も返せないまま、試合が終わってしまった。

 中断期間明けの2試合を、0-0、3-3と推移している仙台。地道に勝ち点を1ずつ積み上げ、どうにか11位~12位を維持してはいるが、いつの間にか、降格圏に沈んでいたガンバ大阪に、順位で抜かれていた。たった2試合で降格圏から脱出出来たという事を裏返せば、たった2試合で降格圏に沈む事もあり得る。現在、16位に居るヴァンフォーレ甲府とは、たったの勝ち点3差だ。”危険水域”をなかなか脱し得ない仙台、今度こそ、中断明け初勝利を掴みたい。

 
J1第17節、FC東京-仙台の一戦は、味の素スタジアムで開催される。長いシーズンの折り返しとなる一戦、区切りという意味でも、是非勝って、長いシーズンの折り返しを迎えたい。

 前半19分。名古屋守備陣をかいくぐり、「一瞬の裏獲り」を制した赤嶺が、豪快な先制点を名古屋ゴールへ叩き込んだ。前節のスコアレスから一転、前半のうちに「得点が動いた」事で、「試合も動く」事が予想された。

 
だが、後半だけで、両チーム合わせて5得点も入る大味な展開になるなど、誰しもが予想だには出来なかっただろう。

 考えてみれば、あのレアンドロ・ドミンゲスの抜けた柏と対戦したばかりなのに、そのレアンドロ・ドミンゲスが移籍した名古屋との対戦が、直後に待っていた。単なる偶然論の話ではあるが、もう一つの偶然である「3-5-2布陣チームとの連戦」は、仙台にとってはむしろ好都合か。柏戦で、攻守に渡ってみせてくれたガッツを、ぜひ名古屋戦でも観たいものである。

 いよいよ再開したJリーグ。待ちに待ったこの一戦は、結論から言えば、スコアレスドローで決着。本当に、柏との対戦カードは、1点差、もしくはスコアレスドローが多い。J1復帰後、スコアレスドローはこれで4回目とか?ただそれでも、「今回のスコアレス」は、得点シーンという醍醐味を除けば、再開したリーグ戦に向けて、今後の戦い方のヒントに成り得た、収穫多い一戦だったと思っている。

 リーグ戦中断前の4試合を4連勝とし、順位を降格圏から一気に11位へと押し上げた仙台。先日の火曜日に行われた、リーグ戦の未消化試合の開催によって、12位へと1段下がりはしたものの、1試合で、上にも下にもコロコロと順位が激変する状況に変わりはない。

 まず、この一戦に向けて発表された先発メンバーをみて、己の目を疑った。

サブメンバーに一部の組み替えはあったものの、先発メンバーの構成は、前週のプレシーズンマッチ・新潟戦(以下、PSM)と、何ら変わりが無かったからだ。仙台の絶対的主力であるはずの、ウイルソンや赤嶺の名は、ベンチメンバーにも無かった。

 薄曇り、気温21℃と、サッカーをするのも観るのも好気候な中で行われた、仙台としては久しぶりのプレシーズンマッチ。対戦相手の新潟をユアスタに迎えての一戦となった。