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2012年7月アーカイブ

 先制点を許し、そこからなんとか踏ん張って追い付く粘りを見せるも、どうしても勝ち越し点を奪えないままタイムアップ-。

 

この一戦を、1行でダイジェスト的にまとめれば、こういう書き方になるのだろう。そしてこの表現は、そのまま、3日前のFC東京戦にも当てはめられるものである。先発の顔触れも、FC東京戦と全く同じで、ベンチメンバーを奥埜から関口にチェンジしただけの構成だった。

 

 こちらは中2日。あちらは中2週間-。

 
ナビスコカップの予選を突破した者と、予選を敗退した者。その違いが、この一戦へ向けたコンディションの差となって現れやすいこのタイミングで、鳥栖との再戦を迎える事になった。
 

 客観的にみれば、確かに、面白い試合ではあった-。

 
ただ、アウェイゴールルールのある大会で、準決勝進出を賭け、ホームで前半30分のうちに2点を先行されてしまった状況を考えれば、その時点で、この試合を観ていたサポーターの、胃や、心臓や、頭が、キリキリと痛んでいたであろう事は、想像に難くない。
 

 試合の前日に「富田負傷」の情報が入ったとき、相当に厳しい試合展開を予想した。ただでさえ、鎌田の出場停止で角田をセンターバックに下げざるを得ない状況下で、富田を失うという事が、いったいどういう意味を持つのか。このチームを長く観てきた人にとっては、それが痛いほど判る事だろう-。

 

 梅雨明け宣言こそまだ訪れないものの、最高気温が30℃に迫り、そして肌にまとわりつく湿気を感じ始めると、いよいよ、本格的な夏が到来か、と思えるようになる-。

 
J1第18節、名古屋-仙台の一戦は、実に9年ぶりとなる、豊田スタジアムでの開催となった。国際試合なども開催される同会場は、ユアテックスタジアム仙台と同じ球技専用スタジアムであり、行く機会があるとすれば、臨場感については申し分ない事だろう。
 

 神戸側の「勝ちたい」「点を獲りたい」という気持ちが、90分を通して見えた一戦だった。シュート数、神戸の19本に対して、仙台の9本。倍以上のシュートを撃たれ、その内容を見ても、必ずしも首位の貫禄が漂うような展開では無かった-。

 

 7月7日-。

 
まだまだ梅雨真っ盛りの時節ではあるが、暦の上では、早くも7月。その月明けの緒戦が、「この日」に当たった。七夕の諸説やクラブ名の由来について、今更、等々と羅列しても仕方ないので割愛させて頂くが、仙台のサポーターとしては、「七夕の日に試合※」というのも、どこか、因縁を感じなくもない。(※仙台の七夕は8月だ!という諸氏。仙台七夕期間中の8月8日にも、ナビスコ杯決勝TのFC東京戦第2戦(アウェイですが)が組まれているので、改めてその時にまた書かせて頂きます)
 

 こういう展開になるであろう事は、この一戦を楽しみにしていた人であれば、誰しもが予想していた。だが、こんな面白過ぎるシーソーゲームは、年に1回、在るか無いかではないだろうか-。