先制点を許し、そこからなんとか踏ん張って追い付く粘りを見せるも、どうしても勝ち越し点を奪えないままタイムアップ-。
この一戦を、1行でダイジェスト的にまとめれば、こういう書き方になるのだろう。そしてこの表現は、そのまま、3日前のFC東京戦にも当てはめられるものである。先発の顔触れも、FC東京戦と全く同じで、ベンチメンバーを奥埜から関口にチェンジしただけの構成だった。
先制点を許し、そこからなんとか踏ん張って追い付く粘りを見せるも、どうしても勝ち越し点を奪えないままタイムアップ-。
この一戦を、1行でダイジェスト的にまとめれば、こういう書き方になるのだろう。そしてこの表現は、そのまま、3日前のFC東京戦にも当てはめられるものである。先発の顔触れも、FC東京戦と全く同じで、ベンチメンバーを奥埜から関口にチェンジしただけの構成だった。
こちらは中2日。あちらは中2週間-。
客観的にみれば、確かに、面白い試合ではあった-。
試合の前日に「富田負傷」の情報が入ったとき、相当に厳しい試合展開を予想した。ただでさえ、鎌田の出場停止で角田をセンターバックに下げざるを得ない状況下で、富田を失うという事が、いったいどういう意味を持つのか。このチームを長く観てきた人にとっては、それが痛いほど判る事だろう-。
梅雨明け宣言こそまだ訪れないものの、最高気温が30℃に迫り、そして肌にまとわりつく湿気を感じ始めると、いよいよ、本格的な夏が到来か、と思えるようになる-。
神戸側の「勝ちたい」「点を獲りたい」という気持ちが、90分を通して見えた一戦だった。シュート数、神戸の19本に対して、仙台の9本。倍以上のシュートを撃たれ、その内容を見ても、必ずしも首位の貫禄が漂うような展開では無かった-。
7月7日-。
こういう展開になるであろう事は、この一戦を楽しみにしていた人であれば、誰しもが予想していた。だが、こんな面白過ぎるシーソーゲームは、年に1回、在るか無いかではないだろうか-。