訪問者数:

ページビュー:

2009年11月アーカイブ

もはや、このチームに「プレッシャー」という言葉は似合わないのか?

そう言いたくもなるほど、仙台は今季最後のアウェイの地、鳴門大塚で、徳島0-4仙台の完勝劇を見せてくれた。開始開始直後こそ、徳島の出足と勢いに飲み込まれそうになり、あわや失点という場面も招いてしまったが、それこそ「いつものアウェイの戦い方」よろしく、序盤は相手の出方の様子見を行い、徐々にこちらのペースに相手を引き摺り込んでいく。

このプレビューを書いている時点で、C大阪が、岐阜に勝利した事は確定している。つまり、仙台は「暫定2位」である。

ちょっと前までは、「暫定1位」と書く事もあったのだが、前節でC大阪との立場が逆転し、「暫定1位」の立場をC大阪に譲る格好となった。

さぁ、今節もしっかり勝ちきり、「暫定でない1位」に復帰しよう。

今年も、辛い季節がやってきた。

先日、オフィシャルにて、戦力外選手の発表が。面子を見ると、FW田中・MF西山・MF飛弾・MF曽我部と、若手控え陣の揃い踏みに加え、ベテランの域に入っていたDF木谷も、来期の構想外となった。

誰しもが、勝利に「期待」はした。だが、このような劇的な展開は、予想だには出来なかったに違いない-。

第49節の第一日(11/21土)。小瀬で行われた、甲府-湘南戦。スカパーを契約の方なら、ほとんどの方がこの試合を「高みの見物」していただろう。かくいう筆者も、その一人だった。

歓喜の前節から、早や2週間。天皇杯4回戦を挟んだため、2週間ぶりのリーグ戦となる。

天皇杯の緒戦で敗退したC大阪とは違い、ナビスコカップ・チャンピオンのFC東京を3-0で撃破した、我らがベガルタ仙台。3回戦でJ1大宮を破り、4回戦でJ1FC東京を破り、そして、来期もJ1で遭い間見えるC大阪との対戦を迎えた。「J1級」チームとの対戦が続き、クラブ・サポーター共に、気持ちは既に「J1での戦い」を見据えている。

最低でも「善戦」してくれる、とは期待していた。勝利の可能性も、決して少なくないとは思っていた。それでも、蓋を開けるまでは何が起きるか判らないと、はやる気持ちを落ち着かせて、得点経過情報に食い入ってみていた。
その瞬間、溢れる涙が止まらなかったのは、決して筆者だけでは無かった-。

12:30 湘南 vs 東京V。
12:30 福岡 vs 甲府。

そして、

12:30 水戸 vs 仙台。

仙台が水戸に勝利し、その上で、湘南と甲府が共に引き分け以下に終われば、その時点で、仙台の昇格が決定する。(正しくは"内定"。正式には、Jリーグの理事会での承認が必要)。

昇格が決定するかもしれない、大事なリーグ戦・水戸戦を前に、実に爽快な勝利を、それもJ1から奪い取る事に成功した仙台。