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2009年8月アーカイブ

試合終了のホイッスルが鳴ったとき、僅か1分前までスタジアム中の皆が感じていた「上位陣で仙台だけ勝ちを逃すのか」の不安を払拭するかのような、地響きのような歓声にスタジアムが包まれた。
前節を終わってみれば、勝ち点差1の中に4チームがひしめく大混戦。昨年の広島のように抜け出しに成功したチームは無く、近年類を見ない、団子レースが展開されている。
第三クールの初戦となった湘南戦は、対戦成績で今季初のドロー。これにより、湘南とは1勝1分1敗となり、完全に五分の成績となった。
今節より、第三クールに突入。いきなりの湘南戦で、昇格争いの行方は、正直、この試合を見てみないと判らない。だが、第二クールのラスト7戦を、なんと2勝5敗とし「完全失速」の湘南と、先制点を与え続けながらもホームではしっかりと勝利し、前節・徳島戦では久しぶりのアウェイ勝利・無失点勝利を達成し、勢いを加速させんばかりの雰囲気の仙台とでは、試合前からお互いの感じる「空気の重さ」が違うように思われる。

主審の家本氏が試合終了を告げるホイッスルを吹いたとき、長く、辛かった第二クールの幕が閉じられた。

第二クール、9勝4分4敗の勝ち点31。第一クールの11勝2分4敗の勝ち点35に、あと4ポイント足りなかったものの、終わってみれば決して悪くない成績で第二クールを切り抜ける事ができたと思う。

下記表は、今季の徳島が、今季前節までに「上位4チームと対戦した結果」である。
試合終了を告げるホイッスルが吹かれたとき、スタジアム全体と、選手やスタッフの心中には、一刻の安堵が心地よく漂った。
前節・横浜FC戦の終了後、現地サポーターから沸き上がった、ブーイングの嵐。彼らの行動が、仙台を応援する者全ての「総意」と言ってしまっても、決して過言に聞こえないくらい、見所のほとんどない、情けない試合内容だった。
今季、観ていてこれほど腹の立つ試合は、無かったのではないだろうか。
前節の熊本戦では、藤田を頂点とする「0トップ」に手を焼き、前半と後半に1失点づつを喫してしまった。サーレスの加入初得点と、セットプレー2発弾があったから救われたようなものの、3点を獲らなければ勝てないようでは、この先も思いやられる。

このレポートの執筆にあたり、どうしても日曜日の全試合終了後の最終順位を考慮に入れたく、投稿が遅れた事をお詫びしたい。

今節、終わってみれば、湘南の以外なる4連敗により、得失点差で3位に再浮上。しかし、第一クールで3-0快勝とした相手に、試合開始直後から熊本の「違和感のある攻撃」に戸惑い、それが何であるか判らないうちにまたしても先制点を献上するという失態を犯してしまった。