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2011年6月アーカイブ

2週間で5連戦の、5試合目。気温は25℃を越え、湿度に至っては87%という高さ。しかもアウェイで、相手はホーム連戦で移動による疲労は無し。

これがもし、もう少しコンディション面で有利な状況だったなら、結果は違っていたものになっていたかもしれない。

2005年以降の「1シーズン制」では、開幕からの10戦無敗だった記録を既に更新している仙台。そして、2004年まであった「2シーズン制」での、開幕からの13戦無敗の記録に、今節、王手を掛けている。

だが、この試合を「記録?関係ないね。昨年の雪辱を晴らす事しか頭にないよ。」という向きで観ているサポーター諸氏。筆者も同感である。

キックオフ2時間前。発表された、先発・ベンチメンバーの中には、期待されていたチョ・ビョングクの名前がなく、新潟戦に続いて、渡辺広大の名前があった。

新潟戦で、あれだけの守備の不安定さを見せた渡辺。一瞬の不安を覚えた。だが、チョ・ビョングクには連戦の疲労に加えて、両足の負傷を癒す時間が必要だ。新潟戦を挟み、中6日で復帰しなかったという事は、指揮官の判断として「連戦は総力戦。選手を入れ替えて戦えなければ意味がない」というものだったのだろう。思えば、渡辺は昨年の最終戦で、後半ロスタイムに劇的な残留決定弾を決めているし、J2時代からも含めて、「ここぞという場面」では、セットプレーを中心に、豪快なヘッドを決めている。

「敗戦」目前の生還劇。崖っぷちだった、新潟戦・後半ロスタイムは95分に菅井のヘッド弾で、九死に一生を得た仙台。驚異的な粘りを見せた我らがチームだったが、最低限の休息を経て、またも短期間で試合に立ち向かわねばならない。

今節の相手は、ヴァンフォーレ甲府。もはや説明する必要すら感じられない、仙台の天敵中の天敵である。

またもや、引き分け。今季の仙台は、どうしてもこうも引き分けが多いのだろう?そういう印象を持つ人は少なくないと思われる。

しかし、今季これまでの引き分け試合に多く観られる「試合終盤に追い付かれてのドロー」ではなく、1点ビハインドで迎えた、劇的なドロー持ち込み試合だった。

調子の良いチームほど、連戦は好都合。逆に、調子を落としているチームには、連戦は不都合-。

リーグ戦では良く言われる一般論だが、現在の仙台は、もちろん前者に当てはまるチームだ。そして、今節の対戦相手となる新潟の現状は、見事なくらいに後者に当てはまる。

14,519人-。
平日の昼間開催だと言うのに、よくぞここまで入ったものだ。相当な招待券の配布があったと予想されたが、その「努力」は、見事に報われた-。

シュート数や試合内容、そして結果だけをみせて「どちらが勝ったチームだと思う?」という問いかけをしたとき、大概の人は、こう思うだろう。「勝ったのは、ガンバ大阪じゃないの?」と。

6月の5連戦の2戦目。いよいよ、今季限定の「平日昼間開催」の一戦がやってくる。

それも、相手はあのガンバ大阪。日本代表・遠藤を擁し、現在得点王のアドリアーノ(8点/6.14現在)と、10代ながらA代表からも声の掛かった宇佐美が在籍。攻撃面では、他の優勝候補とも全く引けを取らない、恐ろしいくらいの豪華メンバーを誇ったチームである。

この試合が終わったとき、「また試合終盤の失点でドローかよ!」と、悔しい思いを味わった人は多いと思う。それは多分に漏れず、筆者もそう感じた一人である。

せっかく、前半21分という「早い時間帯」のうちにFW赤嶺の先制弾が産まれたにも関わらず、その後の追加点が奪えず、最後は神戸の意地を見せ付けられてのドロー劇となった。

一週間前のナビスコカップ1回戦・Away LEG. 柏レイソル戦を、見事に勝利で飾った仙台。その試合では、日本代表に召集された関口を欠きながらも、代役で先発出場のMF松下年宏が、見事に中島の決勝弾のアシストとなる良質なセンタリングを供給し、私たちサポーターに、その技量の高さを見せ付けてくれた。

そして、この試合を欠場した関口も無事チーム練習に合流し、梁も代表の親善試合から戻って来て、先発陣は万端か、、、と思いきや。

#カップ戦については、試合レポートのみの掲載とさせて頂いております。予めご了承下さい。

例年、ナビスコカップは予選の放送カードが少なく、またラジオの中継もないため、試合を観戦できるのは、現地参戦された方に限られる。今季も、震災の影響で予選グループリーグが無くなり、いきなりのトーナメント方式に変更になったとは言え、大会スポンサーの「放送枠の問題(フジ系の有料チャンネルでのみ放送)」により、やはり全試合を生中継してはくれない。