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2011年7月アーカイブ

先日のナビスコカップ・柏戦では、おおよそ一ヶ月ぶりの公式戦勝利を手にした仙台。それまでは、勝てなかったどころか、6試合で僅かに1得点という、得点力の超低空飛行を強いられ続けてきたが、この戦いでは、前半に喫した先制点を、後半の頭で早々に追い付き、そして、試合終了間際に逆転を果たすという、なんとも爽快な逆転劇を演じてみせた。

得点に、そして勝利に餓えていた、選手とサポーターにとって、何よりも嬉しい瞬間だった。

仙台、公式戦で4試合連続の無得点中-。

前半の16分に失点を喫したとき、冒頭のこの状況が、否応なしに脳裏で暴れまくっていた。早々に先制点を相手に許した事で、仙台が Away LEG で勝ち取った「アウェイゴール」の意味は消滅し、自力で得点を奪って2回戦進出を決めるしか、選択肢は無くなった。

あまりにもショックな、大宮戦の内容と結果に、試合後まる一日は、このレポートを執筆する気になれなかった。掲載が遅れた事、平にお許しを-。

筆者、何年かぶりの、サポーター自由席参戦。周囲も総立ちの中、90分間、必死に声を出して選手を応援させて頂いたが、願い届かず、力なく敗戦を喫した。

前節の鹿島戦では、共に「直近4戦を2分2敗」という成績で迎えた一戦だった。
そして、今節の大宮戦では、共に「直近5戦をを2分3敗」という成績で迎える一戦となる。

「日程くん」は、どうしてもこうも、勝利に餓えている相手ばかりをぶつけてくるのだろうか。。。

前半のうちに2失点-。

堅守を礎としてきた仙台にとって、この2失点は、あまりにも重過ぎるものだった。試合は序盤から鹿島ペースで進み、仙台は、時折得られるボール奪取から、そのボールを繋いで逆襲を計ろうとするものの、フィニッシュまで持ち込める展開はほとんどなく、攻撃は不完全燃焼だった。

2011/07/17(sun) 18:30 Kick-off@県立カシマ.

この節の終了を以て、今季のJ1リーグ戦も、ちょうど前半戦が終了、折り返しとなる。この区切りの良い一戦を、何とか良い内容と結果で終え、前半を総括したいところ。

相手は、もはや前置きの説明など一切不要な、あの鹿島アントラーズ。しかし、今季の鹿島は、ACL での戦いを含めて、今だに調子が上がってこない。この一戦を前に、鹿島がまさか、14位という順位に甘んじているなど、夢にも思わなかった。

夏場に弱い仙台-。

毎年のように、駆けめぐるこのフレーズ。ここ4試合で未勝利、そして、この4試合で僅か1得点という「得点力の超低空飛行」が、そんなフレーズをも思い起こさせてしまう。

初めから、7月の対戦カードが厳しい試合の連続となる事は、誰の目にも明らかだった。だがしかし、実際に蓋を開けてみると、予想以上の厳しさである事を実感させられた-。

第4節、ホーム・清水戦。今季初のユアスタでのナイトゲームであると共に、僅か3試合前、今季初の敗戦を喫した相手との「再戦」でもある。もちろん、リベンジしたい気持ちで目一杯だ。

-泉中央から発車するツアーバスの車両ナンバーをみたとき、何かの因縁を感じた。「・・・8」だったのだ。しかも、割り当てられていた座席が、なんと8列目。

もちろん、トップツアー様には、私のハンドルネームなど伝えているはずもない。どう考えても、偶然の一致だった。少々、奇妙ではあったが、何かの良い予兆のような気もして、快く、泉中央を出発した。

この一戦を見据える前に、筆者には、どうしても振り返っておきたい過去の思い出がある-。

忘れもしない、2006年12月2日。J2リーグ戦の最終節(52節)の、ホーム神戸戦(14:00 Kick-off)の日。

この一戦にて、一番楽しみにしていたのは、ハーフタイムの氣志團のミニライブだった。

盛り上がるハーフタイムに成るであろう事は、充分に予想していたものの、まさか観客が総立ちで、あそこまで盛り上がる展開になろうとは。ハーフタイム直前に、梁の芸術的な先制弾が決まった事もあり、雰囲気は最高潮で、氣志團の唱う「スタンディング・センダイ」に聞き入った。もちろん、気が付けば歌詞を口ずさんでいた事は、言うまでもない。

本来なら、このカードは「3月12日(土)」の、ホーム開幕戦のカードだった-。

あの頃の名古屋は、ACL での戦いが既に始まっており、リーグ開幕戦も含めて「公式戦未勝利」という、かつ内容的にも極めて不調の状態で、彼らを仙台に迎えるはずだった。