2011年8月アーカイブ
16戦無敗 vs 9戦未勝利。しかも相手のホーム。雨模様で湿度も高く、決してピッチコンディションも良好とは言えない中、必勝を喫して、仙台の「10試合目の正直」の一戦はキックオフされた。
お互いのメンバーを比較してみると、相手となる名古屋は、中2日の連戦という影響もあり、先日の第9節・ガンバ大阪戦からは、先発を4人も入れ替えて臨んできたものの、それでも並んだ顔触れをみると、それでも「これがベストメンバーだ」と言われても違和感を感じない、そんな豪華な布陣をぶつけてきた。
前節・鹿島戦では、またしても無得点に終わり、これで未勝利数を9に延ばした仙台。今節は、目下16戦無敗。J1リーグ最多タイの17戦無敗を目指す、名古屋グランパスの本拠地、瑞穂陸上競技場へ乗り込んでの対戦となる。
勝たなければならない試合を落とし続けている仙台だが、チームのコンディションは今節も厳しい。前節に先発を回避した梁、そして出場停止明けの角田は先発復帰すると予想されるも、朴柱成は引き続き出場回避の見込みに加え、今節は、FWの軸である赤嶺、そして、CBの軸であるチョ・ビョングクをも欠く布陣となる見込みとなる。
この日の主審を務めた佐藤隆治氏は、他のJリーグの試合でも、怪しいPK判定で物議を醸し出した方だったが、この日も、その "威力" を、如何なく発揮してくれた-。
ただ、この日の問題は、PK判定の正当性というよりも、鹿島を相手にして、自分たちのプレーをさせてもらえなかった、仙台の試合コントロールの拙さにあると見ている。
ディエゴが仙台にやって来た-。
2005年の神戸加入当初、その存在は、筆者の脳裏にもほとんど記憶が無かったが、2006年に柏へ加入すると、そこから驚異的な強さを発揮。
前半終了時点で、大宮2-0仙台。
リーグ戦過去5戦で無得点だった仙台にとって、前半終了時点でのこの2点差ビハインドは、あまりにも重たすぎるものだった。
*8月4日に他界された、元日本代表DF・松田直樹氏(34)に対し、深く、哀悼の意をここに現す-。
ナビスコカップ1回戦・Home LEG(第2戦 7/27) の柏戦にて、7月唯一の公式戦勝利を挙げた仙台。だが、続く「リーグ戦第19節の柏戦(7/31)」では、良い試合をしながらもスコアレスドローに終わり、リーグ戦としてはこれで7戦未勝利。得点も、6月のホーム名古屋戦の梁のゴールを最後に、5試合連続で得点を奪えていない。
キックオフ1時間前。サポーター自由席のQゾーン付近では、先月の名古屋戦の氣志團に続き、ロックバンドグループ「AURA」のメンバーによるミニライブが行われた。
このイベントによって、私たちの勝利の凱歌「AURA」の原曲である「愛・オーランド」を、初めて聴いたという諸氏は多かったと思う。