訪問者数:

ページビュー:

2011年8月アーカイブ

試合前から、異様な雰囲気に包まれていた、ユアテックスタジアム仙台。アウェイ席には、5月のホーム浦和戦以来となる、3,000人級の山形サポーターが詰めかけ、残留へ望みをつなぐ勝利を渇望した。この日は、19,000人を超える超満員のスタジアムの中、今季みちのくダービーの最終戦の幕が切って落とされた。

仙台としては、この1週間の連戦の3試合目。しかも過去2戦は、いずれも「雨中アウェイ」で、ピッチ環境的にも苦しい中で勝ち点4を積み上げ、やっとの思いで、自分たちのホームへ戻ってきた。

名古屋・磐田のアウェイ連戦を、勝ち点4という好成績を挙げて戻ってくる事になった仙台。今節は、みちのくダービーの第2戦・山形を、ホームに迎えての一戦となる。

お互い、それぞれ置かれている状況が違ってきているも、勝利が欲しい気持ちは一緒で、この試合のあとの日程に間隔が空く事から、「次節への疲労の心配」を考えず、可能な限りの運動量をぶつけ合う、激しい攻防戦が予想される。

この日の磐田市地方は、晴れ間が出たり、小雨になったり、はたまた豪雨になったかと思いきや、その雨がピタリと止むなど、実に忙しい空模様だった様子。

実際に試合中も、映像で見ているだけで、雨が降ったり止んだりの繰り返し。時折、画面が霞むほどの豪雨になり、その直後にはピタッと止んだり。当然、ボールの動きにも影響が。"適量の雨"なら、濡れたピッチを転がるボールの速度が上がり、パスのスピードがあがる。しかし、豪雨となると話は別で、水たまりが出来ると、そこに飛び込んだボールは、逆にブレーキがかかってしまう。

前節の名古屋戦後、仙台に戻らず、愛知県下でミニキャンプを張り、アウェイ磐田戦へ向けた調整に余念のないベガルタ。今節は、FW赤嶺も先発復帰しそうで、ジュビロキラーの役どころを如何なく発揮してほしいところ。

また、前節は3度もの大ゴールチャンスを逸した、FW柳沢ではあるが、ゴールチャンスの逸機以外の動きは決して悪くなく、チームの勝利に大きく貢献している。そして、彼もまた、何気にジュビロキラーである。

16戦無敗 vs 9戦未勝利。しかも相手のホーム。雨模様で湿度も高く、決してピッチコンディションも良好とは言えない中、必勝を喫して、仙台の「10試合目の正直」の一戦はキックオフされた。

お互いのメンバーを比較してみると、相手となる名古屋は、中2日の連戦という影響もあり、先日の第9節・ガンバ大阪戦からは、先発を4人も入れ替えて臨んできたものの、それでも並んだ顔触れをみると、それでも「これがベストメンバーだ」と言われても違和感を感じない、そんな豪華な布陣をぶつけてきた。

前節・鹿島戦では、またしても無得点に終わり、これで未勝利数を9に延ばした仙台。今節は、目下16戦無敗。J1リーグ最多タイの17戦無敗を目指す、名古屋グランパスの本拠地、瑞穂陸上競技場へ乗り込んでの対戦となる。

勝たなければならない試合を落とし続けている仙台だが、チームのコンディションは今節も厳しい。前節に先発を回避した梁、そして出場停止明けの角田は先発復帰すると予想されるも、朴柱成は引き続き出場回避の見込みに加え、今節は、FWの軸である赤嶺、そして、CBの軸であるチョ・ビョングクをも欠く布陣となる見込みとなる。

この日の主審を務めた佐藤隆治氏は、他のJリーグの試合でも、怪しいPK判定で物議を醸し出した方だったが、この日も、その "威力" を、如何なく発揮してくれた-。

ただ、この日の問題は、PK判定の正当性というよりも、鹿島を相手にして、自分たちのプレーをさせてもらえなかった、仙台の試合コントロールの拙さにあると見ている。

ディエゴが仙台にやって来た-。

2005年の神戸加入当初、その存在は、筆者の脳裏にもほとんど記憶が無かったが、2006年に柏へ加入すると、そこから驚異的な強さを発揮。

前半終了時点で、大宮2-0仙台。

リーグ戦過去5戦で無得点だった仙台にとって、前半終了時点でのこの2点差ビハインドは、あまりにも重たすぎるものだった。

*8月4日に他界された、元日本代表DF・松田直樹氏(34)に対し、深く、哀悼の意をここに現す-。

ナビスコカップ1回戦・Home LEG(第2戦 7/27) の柏戦にて、7月唯一の公式戦勝利を挙げた仙台。だが、続く「リーグ戦第19節の柏戦(7/31)」では、良い試合をしながらもスコアレスドローに終わり、リーグ戦としてはこれで7戦未勝利。得点も、6月のホーム名古屋戦の梁のゴールを最後に、5試合連続で得点を奪えていない。

キックオフ1時間前。サポーター自由席のQゾーン付近では、先月の名古屋戦の氣志團に続き、ロックバンドグループ「AURA」のメンバーによるミニライブが行われた。

このイベントによって、私たちの勝利の凱歌「AURA」の原曲である「愛・オーランド」を、初めて聴いたという諸氏は多かったと思う。