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2009年6月アーカイブ

今季初の真夏日開催。試合前から、体力的にも厳しい状況が予想されたが、試合全般的にはやはりその通りの展開となった。
気が付けば、今シーズン全51節のうち、もうすぐ半分を消化する時期を迎えようとしている。そして、今節を以て、宮城スタジアムでの一連の今季ホーム開催が終了。次回のホームゲームからは、いよいよユアテックスタジアム仙台へ、その戦いの場を戻す事になる。

後半15分、後半17分、後半15分-。

今節の栃木戦を含めた、過去3試合の失点の時間帯である。それも全て「先制点献上」である。この間に行われているサテライトでも、後半15分に失点(やはり先制点)を許しているため、実に4試合で、後半15分付近での失点を喫している事になる。

現在、4連敗中。その間の点数推移も、1得点10失点と、守備面に大きな問題を抱えている栃木SC。じゃあ楽に勝てるのか?というと、そうは問屋が卸さないのが仙台のサッカーである。

http://www.vegalta.co.jp/contents/news/press_release/2009/06/post-194.html

かねてよりの練習参加で、加入は時間の問題と噂されていたFWサーレスが、22日、公式に加入発表。完全移籍での加入となった。

前節・福岡戦同様に、積極的に攻撃を仕掛けて先制点を奪う姿勢をみせてくれたイレブン。序盤から惜しいシーンを連発し、先制点の予感は充分に漂っていた。

だが、東京Vは、やはり大黒を中心としてその持てる攻撃力を存分に発揮し、こちらの攻撃を「攻撃で返す」堂々たる姿勢をみせてきた。シーズン序盤のような不甲斐なさはもう既に無く、昇格争いのライバルとして認められるくらいの存在感ある攻撃性を取り戻していた。

前節のプレビューにて、「昇格へ向け絶好調の仙台と・・・」などと書いた途端に、福岡で敗戦。決して楽な相手ではない事は判っていたものの、個人的には「昨年のリベンジ」にちょっと拘りすぎた感もあり、その分、落ち込みの度合いは尋常ではなかった。

昨年の「借り」は返せなかった-。

だが、明らかに、仙台は「昨年同時期のアウェイ福岡戦」とは、別次元のサッカーを展開していた。勝利したはずの福岡側には、今後の復調に向けた明るい材料は乏しく、今後も厳しい展開を強いられるだろう。強いて言えば、福岡側は高橋泰が復帰し、前線からの攻守に貢献した事くらいか。

昇格へ向け「絶好調の」仙台と、「足踏みすら」できていない福岡。もしこのカードが toto の対象試合であったならば、間違いなく仙台の勝利の投票率が高騰しているはずである。

だが、期待された通りの結果を出す事ほどプレッシャーが大きいものであるという話は、以前にも書かせて頂いた。また、2戦連続得点中のFW大久保にも要注意である。彼には、第一クールのホーム対戦でも先制点を持ってかれているので、今度こそ無失点で「お返し」を達成したいところだ。

戦前には雨の心配もあった天候も、迎えてみれば、時折晴れ間も見せるような気候となったこの試合。むしろ、蒸し暑ささえ感じられたこの一戦は、第一クールの対戦と同じ2-0というスコアで、またしても岐阜に得点を許さない結果となった。お互いに最後まで運動量の落ちない、見応えの合ったこの試合を、筆者個人としては、ベストゲーム級の一戦だったとも思っている。

事前の予報では「晴れ間」も聞こえていた天気。だが直前になって雨模様の様相が心配されてきた。

だが、天候に関係なく、試合はやってくる。4連勝がかかった一戦だが、チームにとっては、久しぶりに「勝てば順位上昇の可能性」のある節を迎える事になる。

仙台というチームは、どうして「水曜日のナイトゲーム」に苦しい展開を強いられるのか-。

今季の第4節の甲府戦(雪の中での0-1敗戦)、第16節の愛媛戦(敵地で逆転負け)。共に水曜のナイトゲームだった。

だが、この試合の終盤の「荒れ模様」を受け、思い出されたのは、2006年6月7日(水)のナイトゲーム。国立での東京V戦(主審:鍋島將起氏)の現地観戦だった。

前節の水戸戦では、アウェイながら5-0と大勝。5得点は以前にも何度か達成しているが、「5点差試合」はクラブ史上初。ケガ人多発で乱調気味の水戸が相手だったとはいえ、あまりにもハマり過ぎたカウンターは、どこを相手にしても「効果てきめん」といえるだけの切れ味を持っていた。